- 発行日 :
- 自治体名 : 佐賀県吉野ヶ里町
- 広報紙名 : 広報よしのがり 2025年9月号
吉野ヶ里町民生委員児童委員(立野西担当)
德安和子(とくやすかずこ)さん(74歳)
(吉野ヶ里町立野)
■47歳で民生委員を任され
初めは民生委員さんには気難しいイメージを持っていましたが、子育ても一段落し、主婦である自分にもできることがあるかもしれないと思い、引き受けました。先輩民生委員に注意されることもありましたが、今となっては良い思い出です。
■子どもの頃は警察官になりたかった
父が警察官だったこともあり、子どもの頃は婦人警察官になりたいと思い、剣道を習っていました。
一方、母はとても優しく、ボランティア精神にあふれた人でした。人の役に立ちたいという思いは、両親の姿を見て自然と芽生えた感情かもしれません。
■民生委員は役場とのつなぎ役
私が民生委員をするうえで大事にしていることは、相談を受けたらどんな小さな事でも訪問して相談者の話を聴くことです。私たち民生委員は役場とのつなぎ役だと思っています。
民生委員の仕事はとてもやりがいがあり、これまで27年間務めてきましたが、一度も辞めようと思ったことはありません。「まだ、しよんね~」と声をかけられたこともあります(笑)。人に恵まれ、仲間に恵まれ、楽しい日々です。
■家族の理解が一番
ここまで民生委員を続けてこられたのは、家族の理解があったからこそ。私は外出することや食べることが大好きです。自由にさせてくれる夫にいつも感謝しています。
私も歳をとりましたので、これからは自分のためにも元気であり続け、人のお世話ができれば幸せです。