くらし (特集)外国人も日本人もともに暮らすまち

日本に住む外国人は年々増加傾向です。吉野ヶ里町も例外ではなく、町で暮らす外国人は300人を超え、10年前と比べて約4.8倍に増加しています。
「言葉が通じないから…」などの理由で外国人と関わることを避けていませんか。きっとそれは相手も同じかもしれません。大切なことはお互いに歩み寄ることです。
この特集では、誰もが暮らしやすいまちの実現にむけた取り組みをご紹介します。

■国籍別(令和7年7月1日現在)

■在留資格別(令和7年7月1日現在)

■外国人人口の推移(毎年12月31日現在)

■数字でみる外国人住民のホンネ
令和6年度に行った「まちで暮らす外国人へのアンケート」で、日常生活で困っていることとして多かったのは「日本語」と「ごみの出し方」でした。また、96%の人が「日本人と仲良くなりたい」と答えています。
まちで困っている外国人を見かけたら、ぜひ笑顔で声をかけてみてください。その一言が、安心や交流のきっかけになります。

◇外国人住民の困りごとベスト3
(1)日本語
(2)ごみの出し方
(3)お金のこと

◇日本人と仲良くなりたい

■ともに暮らすための取組
(01)交流型
◇meet upよしのが里
開催日:月1回 日曜日13:00~14:30
場所:吉野ヶ里公園駅「コミュニティホール」
※開催場所や時間は変更する場合があります。詳しくはホームページを確認してください。

外国人と地域の日本人ボランティアが一緒に日本の文化や生活のルール、生活に役立つことを楽しく学んでいます。当日参加もOK。みなさんの参加お待ちしています。
(地域日本語教育コーディネーター 平 実穂さん)

(02)学習型
◇よるの日本語教室
開催日:月3回 木曜日19:00~20:30
場所:吉野ヶ里町役場三田川庁舎2階

今年度は7〜9月限定の試行で開催。会話を中心に生活で役立つ日本語を学習しました。日本語が上手になりたいと通う外国人と、それをサポートする日本人がともに学び合う場となりました。
(地域日本語教育コーディネーター 吉原千恵美さん)

(03)交流イベント
◇外国人と日本人のしゃべり場
外国人の輪と日本人の輪をつくり、順番に相手を替えながら、お題について、たくさんの人と語り合いました。

〇やさしい日本語
実は「やさしい日本語」で話すと伝わります!
「やさしい日本語」とは、難しい言葉を言い換えるなど、相手に配慮した分かりやすい日本語のこと。

「やさしい日本語」で伝えるポイント
・はっきり言う
・さいごまで言う
・みじかく言う
・方言を使わない
・「です・ます」で話す

(言い換え例)
「土足禁止」→「靴を脱いでください」
「両親」→「お父さんとお母さん」
「キャンセルする」→「やめる」
※やさしい日本語に正解はありません。相手にとって何が「やさしい」かを考えながら伝えることが大切です。

■世界の国からこんにちは!
さまざまな国の人が住んでいる吉野ヶ里町。
各国のあいさつとみんなのことを紹介します。

(1)ニックネーム (2)出身国 (3)言語 (4)その他

◇シンチャオ!
(1)サンさん
(2)ベトナム
(3)ベトナム語
(4)吉野ヶ里町は静かで、みんなやさしい。日本人は仕事が上手だから学びたい。きれいなところに旅行に行きたい。

◇ミンガラバー!
(1)アウンさん
(2)ミャンマー
(3)ミャンマー語
(4)アニメをみて、日本に行ってみたいと思った。

◇シンチャオ!
(1)リンさん
(2)ベトナム
(3)ベトナム語
(4)日本語が好きだから、日本語検定試験に合格するようにたくさん勉強しています。

◇ナマステ!
(1)カンナさん
(2)インド
(3)ヒンディー語
(4)日本はきれい。日本人はやさしい。

問合せ:財政協働課広報・協働係(三田川庁舎)
【電話】0952-37-0331