くらし 【町政かわら版(HotNews!)】町長インタビュー

~まちづくりの基本理念~
■未来に躍動する『共感・協働』のまち
「岡町長に聞いてみました!」
1.まずは、一期目の町政運営を振り返って、改めて町長が大切にしたいと考えている思いや目標をお聞かせください。
一期目に掲げた『共感・協働のまちみやき』を、ぶれない大きな目標として住民の皆さんが主役になれる、まちづくりを進めていきます。これから高齢化はさらに進みます。元気な高齢者の方が増えることは、まちの大きな活力になります。生きがいを感じながら、まちづくりに関わっていただけるような仕組みを整えていきたいと思います。
もちろん、道路網の整備や水害対策など必要なインフラ面の整備は、しっかりしていきます。今後も住民の皆さんと力を合わせ魅力あるみやき町を一緒につくりあげたいと思います。

2.町民の皆さんと一緒に、まちづくりをしていくために、具体的にどのような働きかけや仕組みをお考えでしょうか。
多様化しているご要望に行政だけで応えるのはどうしても限界があります。そこで、住民の皆さんが主体的に関われる場を増やし、一緒に課題を乗り越えていきたいのです。地域の活動に参加することで、生きがいや健康にもつながると考えていますし住民の皆さんの力がなくては、解決が難しい問題も多いのが現実です。
大切なのは、町の現状や課題をしっかり伝え、共感してもらうこと。そのためにも、動画などを活用しながら継続的に情報を発信し、わかりやすくお伝えしていきます。
こうした組みを通じて、自分まちを自分たちで支えるという意識を持って皆さんと一緒にまちづくりを行っていきたいと考えております。

3.3町合併から20年という特別な年に、町民のみなさんと一緒に取り組みたいイベントやプロジェクトについて、町長はどのようにお考えでしょうか。
2月に記念式典を行いましたが、今年度さまざまな20周年記念イベントを計画しています。テーマは「夢」です。
子どもたちが、大きな夢を持ち、将来の自分を思い描く、きっかけをつくりたいですね。そのために、さまざまな分野で活躍されている、みやき町出身の方をお招きして、イベントや講演会を企画しています。
こうした機会を通じて、夢や可能性を広げ、明るい未来へと進む力を育んでほしいと願っています。

4.今年12月に多目的グラウンドの完成が予定されています。
スポーツを通じたまちづくりにとって、どのような可能性が広がっていくとお考えでしょうか。
多目的人工芝グラウンドの完成でスポーツによるまちづくりをさらに進めていけると思っています。このグラウンドは女子サッカー専用ではなく、さまざまなスポーツに活用して欲しいですね。しっかりした人工芝を備え、良い環境でスポーツをすることで身体を痛めないよう配慮されているので、子どもから高齢者まで幅広い世代が安心して楽しめます。また、こういったスポーツ単体の利用だけではなく、防災や観光などと組み合わせると、さらに可能性が広がると思っています。隣接するみやキッズパークの高い集客力も、グラウンドを使ったイベントと組み合わせることで更なる交流人口の増加や地域の活性化にもつながると思います。
他にも女子サッカー公式戦を誘致すれば、多くの関係者の方が訪れて、地域の飲食店やお土産店を知っていただく機会になるでしょう。今後は宿泊施設の誘致などの可能性も視野に入れ、スポーツを通じて町全体を盛り上げたいと考えています。

5.最後に、町民の皆さんへ、メッセージをお願いします。
二期目を迎えましたが、大きな方向転換は考えておりません。一期目でじっくり作り上げた総合計画は、10年、20年先を見据えたものですので、二期目はこれを実現していきます。
まずは、みやき町の現状や課題をわかりやすく情報発信していきます。その中で関わってみたいと思うことに積極的に参画してほしいと思います。
仕事を頑張って家庭をしっかり守るという土台があってこそですが、心や時間に余裕がある方は、まちづくりに加わっていただけると嬉しいです。
人のために動けば、人のためが自分のためにもなるはずです。このサイクルが子どもたちに繋がり、未来へと続く優しい町になると思います。
すでに多くの人が協力し合って動き始めており、その土台はできています。それらをさらに伸ばしていけばもっと住みやすく温かい町になるでしょう。
「いいね!みやき町」と言える町を一緒に築きましょう。

■基本理念の『共感・協働』のまちってなぁに?!
子どもから高齢者まで、安心して生活でき、活力や賑わいを実感できるまちづくりを進めるため、みやき町は一人ひとりの多様性を受けとめ、人と人、人と地域がつながる「共感」を育むとともに、行政と住民、団体、事業者等の「協働」により、未来志向で魅力あふれるまちを目指します。