くらし 県政トピックス

■日本遺産「国境の島」認定10周年!
今年、「国境の島 壱岐・対馬・五島~古代からの架け橋~」が日本遺産に認定されてから10周年を迎えました。古代から現在まで、大陸との交流を持つ本県の「国境の島」。魏志倭人伝に記された弥生時代の一支国(いきこく)の王都であった「原(はる)の辻(うじ)遺跡(壱岐)」、大陸からの侵攻を防ぐための古代の山城「金田(かねだ)城跡(対馬)」、遣唐使船の日本最後の寄港地であった五島列島の「三井楽」や「最澄(さいちょう)ゆかりの地」など、それぞれの島に交流の歴史と文化が残っています。特産品の五島うどんや対州そば、壱岐焼酎のほか、民俗行事にも交流の歴史が感じられ、雄大な自然と美しい海があることも「国境の島」の大きな魅力です。
10周年を記念して、壱岐・対馬・五島列島では、構成文化財を巡るデジタルクイズラリーを開催するほか、9月以降に各地で講演会やパネル展示も実施予定です。この機会に「国境の島」を訪れ、特色溢れる歴史と文化、そして、その恵みを体感してみてください。ウェブサイトやインスタグラムでは、日本遺産の構成文化財や地域のグルメ、観光スポットなどを紹介しています。ぜひご覧ください。

問合せ:県の文化振興・世界遺産課
【電話】095-895-2762
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■全国初!「長崎県造船振興連絡会議」を設立!
デジタル化・脱炭素化に向けた動きの加速により、さまざまな産業が急成長を遂げており、本県では、こうした産業を取り巻く環境の変化を捉え、造船産業、半導体産業、航空機産業、洋上風力関連産業、水素関連産業などの成長産業の育成に取り組んでいます。
本県の造船産業においては、世界的なカーボンニュートラルの動きを捉えた環境対応船の建造や艦艇の新造・修繕の需要が高まるなど、さらなる成長が見込まれており、こうした造船産業の需要の拡大に伴い、人材確保・育成が強く求められています。
そのような中、県では、6月2日に県内の造船企業、大学、工業高校、国、関係市と共に「長崎県造船振興連絡会議」を設立しました。県下全域を対象とする造船産業の会議の設立は全国初で、産・学・官一体となって、造船産業の魅力発信や人材確保に関する取り組みを強化していきます。
今後は、本県造船産業の魅力を発信するため、県内造船企業や学校と連携し、造船所見学会や体験学習の実施などを検討していきます。ウェブサイトでは、会議の様子や魅力発信の取り組みを紹介しています。ぜひご覧ください。

問合せ:県の企業振興課
【電話】095-895-2634
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