くらし -あなたの一歩を応援します-発見!トライ人

ながさきに新たな風を吹かせる挑戦びと、“トライ人”を紹介するコーナー。
若者からベテラン、輝くみなさんの挑戦ストーリーとは!?

■『長崎の子どもたちに夢を与える』挑戦
ジャズピアニスト・作曲家・プロデューサー 平戸祐介さん

▽トライ年表
1978年
・4歳でピアノを始める
1987年
・中学生でコンサート主催
1990年
・高校生で海外のイベントの最優秀賞を受賞
1993年
・ニューヨークの大学に入学
1999年
・帰国
2023年12月
・NAGASAKI CITY(シティ) JAZZ(ジャズ)初開催

▽ジャズで長崎を盛り上げていきたい
世界で活躍する本市出身の平戸祐介さん。父親がジャズ喫茶を経営、母親はピアノ教室をしていて、身近に音楽がある環境で育ちました。
平戸さんは4歳でピアノを始め、中学生の時には自身が企画したコンサートで地域の方々に演奏を披露していました。高校生の時はニューヨーク・マンハッタン音楽院のイベントで最優秀賞を獲得。両親の後押しがあり、ニューヨーク・ニュースクール大学のジャズ科に入学しました。ここで世界のレベルを知ったと言います。在学中も数々の賞を受賞。平成11年に帰国し、国内外のアーティストと共演したり、アルバムを出したりと活躍しています。
平戸さんは1番集中できる朝に作曲をしています。良いアイデアは入浴中に浮かぶことが多いそう。休みの日は読書をしたり、いろんなジャンルの音楽を聴いたりして過ごしていると言います。また、高校生の息子にSNSの投稿のコツを教わるなど、おちゃめな一面もあります。
近年は長崎に恩返しをしていきたいという思いで、FM長崎でレギュラー番組を持ったり、長崎新聞にコラムを連載したりしています。令和5年には音楽イベント「NAGASAKI CITY JAZZ」を開催し、大盛況でした。昨年はアミュプラザ長崎かもめ広場をメイン会場として計6カ所で開催し、さらに盛り上がりました。「開催にはたくさんの壁があったが、ありがとうの言葉で疲れが吹き飛んだ。市民に愛されるイベントにしていきたい」と語っていました。
今後も、長崎の子どもたちにプロの演奏を聞く機会を提供して、視野を広げるきっかけをつくっていきたいそう。ぜひジャズを聞いてみてください。

◆「挑戦」に不可欠なものは?
▽失敗を恐れない気持ち
平戸さんはこれまでたくさん失敗を経験し、今があると言います。昨年の「NAGASAKI CITY JAZZ」には学生も出演。「披露する機会があると格段に上達する。失敗も経験しながら成長してほしいので、今後も機会を作っていきたい」と語ります。

◆あなたの気になるトライ人募集!
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