- 発行日 :
- 自治体名 : 長崎県島原市
- 広報紙名 : 広報しまばら 令和7年2月号
■新しい門出を自らの手で
「私たちを育んだ普賢岳の水とかけまして、燃える二十歳の希望と解く、その心はどちらも湧き続けるでしょう。普賢岳の水、二十歳の私たちのパワー、どちらも島原の源泉です」と加藤奈々(かとうなな)副実行委員長によることばで「故郷しまばら二十歳の集い」が1月3日、島原文化会館で開式し、スーツや振袖姿の288人が参加しました。
当日は、昨年9月から式典の企画・準備を進めてきた実行委員会メンバーが式典進行を務めました。
式典では、実行委員長を務めた岸田広人(きしだひろと)さんが新成人を代表してあいさつし、この日を無事に迎えられた事への感謝の気持ちと、仲間との再会の喜びを語ったあと、島原市役所しまばら観光課に勤務し島原城築城400年記念のイベントで自身が担当した大きさ約4メートル、重さ約1トンの大たいまつ作りを通して得た『思うだけでは何も変わらない。悩み考えながらも行動に移す事の大切さ』を紹介し、「小さくてもいいので、一歩ずつ踏み出して夢へと向かい、どんな苦悩や苦難も、ここにいる心強い仲間とともに乗り越えていきましょう」と呼びかけました。
続いて、実行委員の橋川幸輝(はしかわこうき)さんが市民憲章を朗読したあと、稲田光桜(いなだみお)さんが「私たちは、変化の激しい今の時代、多様性を認め合う今の社会を柔軟に生きる力、時代を超えて変わらない価値のあるものを見極める力を身につけることが重要です。今日の感動と未来への希望を胸に、新たな歩みを進めて行くことをここに誓います」と謝辞を述べました。
そして、舩戸彩椰(ふなとさや)さんのピアノ伴奏で吉田妃那(よしだひな)さんをはじめ新成人みんなで島原市民の歌を歌いあげると会場からは盛大な拍手が送られました。
■ハタチの声
「二十歳になり嬉しい気持ちです。みんなかっこいい大人になったと思います。島原はいいところなので、もっと活性化して、外国人やお客さんがもっと来てほしいです。
将来は島原に戻り、父がやっている会社を継ぎ、自分がやれることを周りから吸収して、ちょっとでも会社に貢献できるようにしたいです。
親にはいっぱい迷惑もかけてきたので、恩返しできるか分からないけど精一杯頑張りたいと思います。」
「笑顔が絶えず、患者さんに寄り添って家族にも寄り添える看護師になりたいです。」
「18歳、19歳とは違って心新たにいろんなことに挑戦する歳かなと思います。たくさんの人を笑顔にできるような仕事に就いているので、持続できるように頑張っていきたいと思います。
商店街の温かさと、島原城や武家屋敷など古き良き歴史もある所が島原のよいところだと思っています。」
「アルツハイマー病を治す新しい薬を作りたくて今勉強を頑張っています。
島原は自然豊かなままでいてほしいですが、好きな場所の島原高校は、ますます発展していってほしいです。」
「島原で好きな場所は大三東駅です。晴れたときはとてもきれいで私にとって心が落ち着く場所です。
仕事の面では、高齢者の方を相手にする仕事なので、同じ目線に立って考えることを忘れずに仕事に取り組みたいと思います。」
「デニムがとにかく好きなので、家にあるデニムをかき集めて、全部手縫いで1日で完成させました。」
「将来、子どもと親に寄り添えるような立派な保育士になりたいです。」
「二十歳となり、やっと大人になったという気持ちと親への感謝の気持ちが前より強くなりました。
親には、学生時代、辛い事があった時に支えてもらったので、支える側になっていけたらいいなと思います。
若者が減ってきている中でも、残る人たちでどんどん活躍していけたらいいなという思いがあります。」
「未来のサッカー選手たちにサッカーを教えたいので指導者の免許が取れるように勉強しています。
サッカーに携わって、学べることはサッカーだけではないという事が分かったので、人間力も高められるような指導者になりたいです。」
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