くらし 輝く島原人 THE SCENE Vol.94 島原に生きる

■「安中夏祭り」あんなか人の熱い夏

「人生の達人」
下田金之助(しもだきんのすけ)さん(48)
昭和52年、新湊一丁目に生まれる。地元小・中学校を卒業し、島原高校から関東の大学へ進む。大学卒業後、東京の不動産関係の会社に勤務し、30歳頃に帰郷。現在は家業である不動産業に従事。3人(小6、年長、年少)の子育て中。
今年で16回目となる「安中夏祭り」の実行委員長として、夏祭りの成功に向けて情熱を注ぐ。安中まちづくり協議会理事。新湊一丁目在住。

◇2度の休止からの復活
安中地区の夏の一大イベント「安中夏祭り」の実行委員長を務める下田金之助さん。コロナ禍で3年間休止となった夏祭りを2年前に復活させ、今年も実施に向けて奮闘中です。
「安中夏祭りは以前からありましたが、雲仙・普賢岳噴火災害の影響で長らく途絶えていました。島原に帰ってきて間もない頃、地域を盛り上げようと夏祭りの復活に向けて活動していた友人から誘われ、実行委員会の一員として活動するようになりました。」と、振り返ります。噴火災害後、復活した第1回目の夏祭りから参加してきましたが、今度は新型コロナウイルスの蔓延により令和2年から3年間の中止が余儀なくされました。
コロナ禍が収束し、4年ぶりの夏祭り復活となる令和5年から下田さんは四代目の実行委員長の大役に就くことになります。「それまでは実行委員としてステージ出演担当をしていましたが、みんなからの推薦で実行委員長を務めることになりました。とても不安だったことを覚えています。今年で3年目ですが今もプレッシャーは大きいです。しかし、なったからにはやるしかない!という気持ちで取り組んでいます。」と、笑顔で語ります。

◇子どもたちの記憶に残る夏祭りに。
4年ぶりの夏祭り開催ではいろいろな苦労や地域の協力があったそうです。「3年間空いたことで、実行委員の減少や、会場となる五小の先生方の異動など、4年前の詳しい段取りを分かる人がいなくて苦労しました。数少ない当時のことを知る人に聞きながら準備を進めました。また、地元の事業所さんから運営するための協賛金の協力をいただくのですが、実行委員のほとんどが勤め人のため、平日に事業所を回れずに困っていたところ、安中まちづくり協議会の皆さんに協力いただけることになり、何とか開催にこぎつけることができました。コロナ前は実行委員会だけで動いていましたが、地域との関わりや協力の広がりを感じています。」と、地域への感謝の気持ちを語ります。
今年も開催に向けて奔走する下田さん。「準備は大変ですが、子どもたちからの「ありがとう」の言葉はとても嬉しいしやりがいを感じます。大人になって子育ては田舎でしたいと思っている人は多いと思います。子どもの頃の楽しかった思い出が、都会に出てもやっぱり故郷に帰ろうかなと思えるきっかけになれば嬉しいし、地域の皆さんの夏祭りへの思いや期待の大きさも感じています。これからも協力の輪が広がり、安中地区のシンボルとなる行事として続けていければと思います。」と、夏祭りにかける熱い思いを語っていただきました。

■安中夏祭り
8月23日(土)17時開場
島原市立第五小学校運動場
※詳しくはこちら(本紙PDF版13ページ参照)をチェック!