くらし だから僕たちは“島原に住む”島原暮らしを楽しむ移住者のハナシ
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- 発行日 :
- 自治体名 : 長崎県島原市
- 広報紙名 : 広報しまばら 令和7年9月号
海の青、山の緑、そして人の温もり。ここ島原で、新しい一歩を踏み出した移住者たちがいる。挑戦、出会い、日々の生活ー…。今回はそんな島原移住者たちを一部ご紹介します。
■島原で農業に初挑戦
小野豪紀(おのひでとし)さん
石原裕也(いしはらゆうや)さん
荒井大輔(あらいだいすけ)さん
内山皓生(うちやまこうせい)さん
(株式会社Sea farm aiou(シーファームエイオー))
▽“ゼロから始める”仲間との農業生活
昨年3月、島原で農業をスタート。試行錯誤しながらブロッコリーやスナップエンドウ、空心菜などを中心に販売しています。町内会や消防団など地域コミュニティにも積極的に参加中です。
ひとつ屋根の下の共同生活も同時にスタート。拠点は、以前石原さんの祖母が暮らしていたという空き家。「畑は荒れてるけど、家も広いし片付ければみんなで住めるじゃん!」と意見がまとまり、居住地が決まりました。
「暮らしの中で喧嘩もあるけど目標をもって頑張っています。4人の性格のバランスが絶妙なんですよ。職人タイプだったり、盛り上げ役だったり。」と代表小野さんは笑顔で話します。最初は約700平方メートルだった畑も今は30〜40倍に拡大。「分からないことや困難なこともありますが、近隣の方々に支えられています。聞きにいくとすぐ教えてくれたり。すごく優しい人たちばかりです。移住者でも馴染みやすいまちだと思います。」と島原での暮らしを振り返りました。
「安中地区白谷町での共同生活。農業に真剣だからこそ口喧嘩もありますが、楽しい時間の方が圧倒的に多いです。」
「島原に移住して、農業に初挑戦!生産から販売まですべてを自分の責任でやれることが魅力だと言います。」
■人を繋ぎ地域を盛り上げる
竹内悠太(たけうちゆうた)さん
(洋食と喫茶COSTA(コスタ))
▽「人と人が繋がる空間」をつくりたい
2018年に福岡から島原に帰ってきた竹内さん。「何かを始めるなら地元島原がいい」と、湊新地の古い倉庫を改装し多国籍料理店『洋食と喫茶COSTA』をオープンしました。COSTAでは、ライブや参加型弾き語り歌謡ショーなど、様々なイベントを積極的に開催しています。店内のインテリアや料理、イベント内容に至るまで、地域の空気感に合わせて少しずつ変化させながら営業しています。“時間がかかっても良い場所をつくりたい。”『毎日コツコツがコツ』をモットーに日々奮闘中です。
竹内さん「“島原には娯楽が少ない”と考える人もいるかもしれません。でも、探してみると隠れスポットが山ほどあるんです。山・川・海などの自然だったり、綺麗な景色を見られる公園。自ら楽しみを見つけられる人にとって、島原は最高の場所だと思います。『洋食と喫茶COSTA』もそんな場所のひとつとして、人と人が繋がる空間にしたいと思っています。経営する中で大変なこともありますが、常に人への感謝、地域への感謝の気持ちを忘れないように心がけたいですね。」
■日常の中に楽しみを見つける
池川麻紀(いけかわまき)さん
(有限会社千緑園緑地建設(せんりょくえんりょくち))
▽仕事もプライベートも充実させたい2023年、東京から島原に夫婦で移住してきた池川さん。義父の勧めを受け、造園会社の『千緑園』へ入社し、現在は庭師として活躍しています。
プライベートでは、ジャズドラマーとしての活動や愛犬のウタ、アランとの朝夕の散歩、日々美味しいものを食べることなど、楽しみも盛り沢山。
「島原の好きなところは、食べ物がとにかく美味しいところ。お肉、魚、野菜と、全て地元で揃うことは他のまちにはない魅力だと思います!」と池川さんは語ります。
■島原移住者交流会12月に開催予定!
12月に第2回島原移住者交流会の開催を予定しています。交流会の詳細については、定住・移住サイト「島原暮らし」などでお知らせしますので、随時ご確認ください。