くらし 市長コラム「五島を護(まも)る!」

■「ベトナム」
五島日本語学校への入学を目指す方に向けた説明会を行うため、ベトナムに行ってきました。また、ベトナム外務省やダナン市人民委員会(地方行政機関)との協力関係を深めるための「ミート・ジャパン会議」にも参加し、基調講演を行いました。
説明会は、日本語教育を行い、日本への留学を支援する「REDBOOK」(ホーチミン市)と「さくら日本語センター」(ダナン市)で開催し、五島市がしっかりサポートしていることを説明しました。また、五島日本語学校の山上福範校長も出席し、五島日本語学校生の五島市での生活の様子などを紹介しました。
五島日本語学校が2020年4月に開校してから、200人を超えるベトナム人留学生が五島市にやってきています。日本語を勉強しながら、福江みなとまつりや五島椿まつりなどのイベントに参加したり、スーパーや飲食店でも働いています。今では、五島市内で多くのベトナム人留学生を見かけるようになっています。
ミート・ジャパン会議では、日本側から伊藤直樹駐ベトナム日本国大使や森健朗ダナン総領事が出席し、ベトナム側からはダナン市人民委員会のアン・ティ副委員長やベトナム外務省のフォン次長ら約100人が出席しました。
観光面など自治体間の連携をテーマとした討議の場で、五島市の観光資源、再生可能エネルギーへの取り組み、五島日本語学校などについて講演しました。特に、星空がとてもきれいなことや、潮流発電を紹介したときは、ベトナム側より好意的な反応がありました。
会議のあと、「鬼岳の天文台、星空ナイトツアーはどういうものか」「ベトナムと五島市で交換ホームステイをできないか」「魚の鮮度を保つ五島〆とは、どういうものか」といった質問を受けました。
ベトナムで五島市を紹介する貴重な機会となりました。五島市の発展にしっかりとつなげていきたいと考えています。