- 発行日 :
- 自治体名 : 長崎県西海市
- 広報紙名 : 広報さいかい 令和7年5月号
■令和7年度当初予算 一般会計:209億1,325万円(前年度比4.4%減)
令和7年度は4月に市長選挙を実施したことから、当初予算は「骨格予算」として編成しました。政策的な判断を要する経費や新規着手となるインフラ整備費用などについては「肉付け予算」として、補正予算で対応することとしています。
当初予算には義務的経費や経常経費を中心に、救急や夜間の医療を担う救急クリニックに対する支援として「救急医療確保対策事業」や4月に開校した「長崎県立時和特別支援学校西彼杵分校小中学部」に係る通学車両の運行事業に要する経費などを計上しました。
特別会計:87億7,721万円(前年度比1.5%増)
企業会計:45億4,626万円(前年度比2.1%減)
▼歳出の構成比(目的別)
民生費:子どもや高齢者、障がい者などの福祉などに使われるお金
総務費、その他:住民票の発行や税の徴収など、市全般的な運営に使われるお金
衛生費:保健医療やごみ処理などに使われるお金
公債費:市債(借金)の返済に使われるお金
教育費:学校教育や文化・スポーツの振興などに使われるお金
土木費:道路や河川などの整備に使われるお金
農林水産業費:農林水産業の振興に使われるお金
消防費:消防や救急、防災対策などに使われるお金
商工費:商工観光業の振興に使われるお金
議会費:市議会の運営などに使われるお金
▼歳入の構成比
[自主財源]
市が自主的に得ることができるお金
市税:個人市民税、固定資産税、軽自動車税など、市へ納付される税金
分担金および負担金など:特定の事業の実施により利益を受けた人や団体から徴収するお金など
[依存財源]
国や県などから交付されるお金
地方交付税:地方自治体が全国水準の事務を行えるように国から交付されるお金
国庫・県支出金:国や県から使用目的を特定して交付されるお金
市債:建物の建設や道路の整備など、多額の費用がかかる場合に銀行などから借りるお金
地方譲与税:国が徴収した税金から一定の基準に従い譲与されるお金
▼政策テーマ別主要事業
▽脱炭素社会に向かうまち西海市
〇太陽光発電設備設置補助事業
二酸化炭素排出量の削減に効果的な太陽光発電の普及を促進するため、市民・事業者の太陽光発電設備の設置を支援します。
▽堅固な防災のまち西海市
〇小型動力ポンプ付積載車等購入事業
火災発生時に迅速な消火活動を行うため、老朽化した消防車両などを更新します。
▽地域資源がつくるまち西海市
〇地域おこし協力隊推進事業
新たに教育分野で1名、観光分野で1名の隊員を募集し、隊員の活動を支援します。
▽地域の力が生きる産業のまち西海市
〇農業競争力強化基盤整備事業
[整備地区]
西彼町:小迎地区
西海町:
・面高地区
・太田和地区
・天久保地区
〇新たな就農者支援事業
新規就農者の定着や営農支援を目的に、施設整備や営農に係る経費の一部を助成します。
〇漁業と漁村を支える人づくり事業
人材の確保・育成を強化するため、漁業現場での長期研修や独立初期の生活費などを支援するとともに、指導漁業者の研修受け入れ体制整備などの支援を行います。
▽教育・子育てのまち西海市
〇[拡充]産前産後サポート事業(産後ケア)
出産による退院後の母子に対して心身のケアなどを行うため、「ショートステイ(宿泊型)」および「デイケア(デイサービス型)」を実施します。令和7年度から全世帯自己負担なしとなります。
〇[新規]校内教育支援センター設置事業
多様な学びの場を確保・提供し、児童生徒の学校内の居場所確保、不登校の防止、学級復帰を支援するため、校内教育支援センターを設置します。
▽「しま」が元気なまち西海市
〇江島・松島地区交通空白地有償運送事業
住民生活の利便性向上を図るため、島民で組織する団体が実施する交通空白地有償運送事業を支援します。
▽医療・福祉のまち西海市
〇特別支援学校分校通学車両運行事業
長崎県立時和特別支援学校西彼杵分校小中学部が令和7年4月に開校したことに伴い、車両による通学支援を行います。
〇救急医療確保対策事業
市民が安心・安全な医療サービスを受けることができるように、救急や夜間の医療を担う救急クリニックに対して支援を行い、地域医療の充実を図ります。
▽その他(重点支援地方交付金事業)
〇プレミアム付商品券発行支援事業
物価高騰対策として、国の臨時交付金を活用してプレミアム付商品券(プレミアム率最大30%)を発行し、地域経済活性化および市内の消費拡大を図ります。
問合せ:財務課
【電話】37-0022