- 発行日 :
- 自治体名 : 長崎県雲仙市
- 広報紙名 : 広報うんぜん 令和7年3月号
■テーマ 関係人口
小浜町富津出身で、現在はドイツを拠点に活動するダンス講師、関美奈子さんがこのほど、教え子のダンサーたちと帰郷。滞在中、ダンス教室やホームステイなどを通じて地元住民と交流してもらいました。ダンサーたちはフランスやメキシコ、ドイツ、ブラジルなど国籍もさまざまで、ホームステイを受け入れた家族におかれても国際交流においては貴重な体験となったことと思います。
また、4月から始まる大阪・関西万博では、本市の取り組みが国際交流プログラムに登録されています。吾妻町の農家、岩崎政利さんらが長年取り組んできた「在来種野菜」の保存と継承をテーマにして、オーガニック先進国であるデンマークと交流を深めて、在来種野菜の魅力を国内外に発信することを目指しています。3月には直前イベントとして、未来の食や文化に関するイベントを京都で開催します。万博期間中は、放送作家の小山薫堂さんがプロデュースする「いのちをつなぐ」をテーマにしたパビリオンで、在来種野菜の展示が始まります。
ダンスや在来種野菜など注目されるコンテンツとそれを広める人がいることで、その人を中心に、雲仙市と関わる人たちが増えつつあります。こうした関係人口の拡大を、さらに大きなうねりに変えていけるよう、市として引き続き後押ししていければと思います。