文化 姉妹都市 ウェザースフィールド町から表敬訪問がありました!

7月7日から10日にかけて、姉妹都市アメリカ合衆国コネティカット州ウェザースフィールド町から26年ぶりに公式訪問があり、マシュー・フォレスト副町長夫妻が来町されました。今回の訪問では、経済交流、教育交流、平和交流、文化交流を行いました。

■ウェザースフィールド町ってどんな町
ウェザースフィールド町は、アメリカ東部コネティカット州のほぼ中央、州都ハートフォードの南側に位置する町です。
1634年にコミュニティが形成され、1822年には町制がしかれたという、州内で最も古い町のひとつで、コネティカット川流域の商業(貿易)の中心地として栄えてきました。
現在も、州都に隣接している立地から、通勤・通学にも適した閑静な住宅の町として発展しています。
面積:約34平方km
人口:約27,000人

◆7月7日(月)
〇町長たちとの挨拶
最初に姉妹都市交流としての訪問依頼・受入の正式文書の交換を行い、庁舎内の案内や訪問期間のスケジュール説明を行いました。

〇被爆者の方々と献花・交流
中尾城公園の平和の広場において、被爆者の方々と献花を行い、その後には被爆者の方々から原爆落下時の様子や平和に対する思いを伝えていただきました。

〇歓迎会
町長たちや長与町議会、長与町国際交流協会、ALTの皆さんと歓迎会を開催し、『平和コンサートinながよ』ジュネス弦楽アンサンブルの方々には、町歌なども演奏していただきました。

◆7月8日(火)
〇長崎原爆資料館、爆心地・平和公園を訪問
原爆の悲惨さ、平和の大切さを感じていただきました。また、爆心地・平和公園では地元の中学生から平和についてのインタビューを受けました。

〇社会福祉法人ながよ光彩会を訪問
日本とアメリカの介護保険や介護費用の違い、ながよ光彩会が導入しているICT機器関連の説明を聞き、とても感心されていました。また、長与駅にあるGOOOOOOODSTATIONの話なども聞き、大変興味を持たれていました。

〇経済交流
西そのぎ商工会、ジェトロ長崎にもご協力いただき、みんなのまなびばみ館において、ボーダレスラウンジ、ゆきのヶ丘オリーブ園、(有)津野田ゴム加工所、(株)アグリューム、(有)森満工業が自社製品の紹介などを行い、アメリカへの輸出の可能性などについて意見交換を行いました。

◆7月9日(水)
〇MukavaRantaを訪問
長崎温泉喜道庵の隣にあり、大村湾を望むコワーキングスペースでは、施設の利用方法などを興味深く聞いていました。

〇高田中学校を訪問
2年生によるダンスや音読発表、ゲームなどでお二人を歓迎しました。ゲームでは、英単語しりとりを行い、惜しくも1点差で中学生チームが副町長夫妻・ALTチームに負けてしまいました。

〇長与町図書館で本を寄贈
野球を通して、人種が違う少年たちが友情を育む本「SpikeandSchoolboy」を長与町図書館へ寄贈していただきました。

〇長崎北陽台高校を訪問
授業見学を行い、その後に総合的な探求の時間でウェザースフィールド高校と交流をしている2・3年生に百人一首や凧など、日本文化をご紹介いただきました。

〇県立大学シーボルト校を訪問
県立大学シーボルト校では、情報セキュリティ学科の説明や企業との共同ラボなどを備えた情報セキュリティ産学共同研究センターをご紹介いただきました。学生の進路や政府、地方自治体との連携事例などを質問され、興味を持たれていました。

〇ウェザースフィールド通りを訪問
県立大学シーボルト校前にあるウェザースフィールド通りでは、26年前の公式訪問時に通りの命名式を行ったことなどを感慨深く聞かれていました。

◆7月10日(木)
〇町長たちとお別れの挨拶
最近発見された、1671年にウェザースフィールドと先住民族との間で取り交わされた土地取引に関する貴重な資料のレプリカや町章の旗などをご寄贈いただき、今後も姉妹都市交流を継続して行うことを約束しお別れしました。

■表敬訪問を通して
マシュー・フォレスト副町長夫妻は今回の表敬訪問を通して、「被爆者の方々と触れ合い貴重な体験ができた。また、歓迎会では子どもたちの演奏、国際交流協会の方との触れ合いなどすべて楽しかった。」「経済交流では、ウェザースフィールド町としてもこうしたいという思いがあるが、長与の事業者の方の思いも聞け、可能性を見つけることができた。」「中学・高校・大学で話し、教育の大切さを感じ、また、子どもたちが歌、ダンスなどを準備してくれてとても嬉しかった。長与の子どもたちはとてもマナーがよく道徳の話も聞けた。」など話されました。長与町では、今後も姉妹都市交流を継続していきます!