- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県八代市
- 広報紙名 : 広報やつしろ 2025年9月号
■令和7年度 中学生の声を市政へ届ける 八代市中学生議会を開催
八代市中学生議会が8月6日に八代市議会本会議場で開催されました。
市立中学校15校と県立中学校1校から各2人が中学生議員として登壇し、通学路の整備状況や教育環境の充実、八代・天草シーラインの実現可能性など、さまざまな分野の質問を中村博生市長や中勇二教育長らに投げかけました。
各学校からの質問と執行部の答弁を抜粋して紹介します。
(質問順に掲載)
◆1 泉中学校
[Q]泉町中心街から五家荘地域へ通じる道路の整備計画を知りたい。
[A]国道445号では、待避所の整備を24カ所、葉桜橋の架け替えや落石対策を実施予定。県道小川泉線では、落石対策、市道下屋敷~樅木線では、舗装の補修を実施予定。
◆2 第五中学校
[Q]花火大会の経済効果、大会後の後片付けやごみの処理はどうしているのか。
[A]来場者の宿泊費や飲食費など経済効果は、約13億円と見込んでいる。大会後の清掃については、地域団体・企業などからボランティアを募り毎年翌日清掃を実施している。
◆3 東陽中学校
[Q]市指定文化財の素晴らしさを伝える情報発信の方法や文化財を守り育てる方策を知りたい。
[A]「お祭りでんでん館」での展示やイベント、広報紙「でんでんPRESS」などで文化財の魅力を発信している。また、保存団体に伝承活動に対する補助を行うなど、文化財の保存と継承が図られるよう取り組む。
◆4 第四中学校
[Q]八代・天草シーラインは実現可能かどうか知りたい。
[A]県協議会の設立や、国・県及び関係自治体で整備方針を議論する勉強会の発足など、活動の成果が現れ始めている。防災面や経済面において、非常に大きな効果をもたらす道路であり、何としても実現しなければならないと考えている。
◆5 第三中学校
[Q]八代市が目指す授業像を具体的に教えて欲しい。
[A]各学校において、子どもの興味・関心を引き出す学習課題の設定や、タブレットの効果的な活用など、子どもが主体的に学習に取り組むことができる授業づくりに取り組んでいる。
◆6 日奈久中学校
[Q]八代市の公認キャラクター「ちくワン」を活用した活性化の取り組みを知りたい。
[A]SNSで「ちくワン」がダンスをする動画を配信し、認知度向上と本市の観光PRに取り組んでいる。全国各地のイベントに出演し、多様なゆるキャラとコラボすることで日奈久地域はもとより、本市の活性化につなげていきたい。
◆7 八代中学校
[Q]青年層減少対策として、日本初となる学部をもつ4年制大学を設置してはどうか。
[A]過去に大学誘致を進めていた時期もあったが実現には至っておらず、現在も大学の設置予定はない。大学との連携を深めながら既存大学によるサテライトキャンパスの誘致などについて、可能性を探っていきたい。
◆8 坂本中学校
[Q]坂本町復興のため「病院の再建」と「JR肥薩線の早期復旧」について要望する。
[A]現在建設中の坂本支所内に診療所を設置し、来年3月の開設に向けて準備を進めている。JR肥薩線については、2033年度の鉄道運行再開を目指し、「JR肥薩線復興アクションプラン」を推進していく。
