くらし 市長室から 令和7年7月

荒尾市長 浅田敏彦(あさだとしひこ)
6月1日に、第19回荒尾市健康福祉まつりが文化センターで盛大に開催され、私も実際に参加し応急手当などを体験してみました。その他にも、健康に関する相談コーナーや各団体の活動紹介のパネル展示など、来場者に健康や福祉への理解を深めるための内容となっており、開催にご尽力いただいた関係団体のみなさまに改めて深く感謝申し上げます。
まつりの会場では、保健・福祉・子育て支援施設の愛称の投票が行われ、その結果、未来に「彩り」を!の意味である「荒尾市保健・福祉・子育て支援施設 Mirairo(みらいろ)」に決定しました。健康・福祉・子育ての拠点として市民や関係団体のみなさまの期待に応える施設となるよう、来年度のオープンに向けた準備を進めてまいります。
「あらお海陽スマートタウン」では、現在、道の駅と保健・福祉・子育て支援施設の建設工事が順調に進み、徐々に建物の形状が現れてきました。また、有明海沿岸道路の橋脚の上部工事も始まっているところです。
民間施設の誘致につきましては、5月に荒尾駅近くの用地にビジネスホテルを新設する企業との立地協定を締結しました。加えて、6月からは温浴施設を併設する宿泊施設の建設用地(約1ヘクタール)の売却を提案方式の公募で実施し、7月からは戸建住宅地8区画の分譲も申し込みの受付を開始します。
今後も、公園の整備や用地売却の公募などを順次予定しており、荒尾駅周辺と一体的に整備することで、賑わいを創出し、地域経済の活性化につながるエリアとなるよう、市役所一丸となって取り組んでまいります。
さて、今年は荒尾市の宝である万田坑が世界遺産に登録されてから10周年を迎えます。10周年を記念して、県内の世界遺産を巡るスタンプラリーや福岡県・熊本県・宇城市(三角西港)・大牟田市(宮原坑・三池港など)と連携したパネル展などを行います。ぜひ、多くのイベントにご参加いただき、万田坑などの世界遺産の魅力やその価値を改めて感じる機会にしていただければと思います。
これから梅雨末期の大雨や台風など自然災害が発生しやすい時期となります。本市で大きな被害をもたらした令和2年7月豪雨から5年が経過しますが、教訓を活かし、関係機関や自主防災組織との連携を図りながら防災や災害の備えに万全を期してまいります。