- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県玉名市
- 広報紙名 : 広報たまな 令和7年1月号
玉名市内には、5つの高校があり、地域と連携しながら、それぞれの高校の特徴を生かした取り組みを行っています。
シリーズの第1回目は県立北稜高校が取り組んだ「トマトふりかけ」です。
(1)きっかけ
令和6年春、北稜高校では「玉名の農産物を活用した新商品開発に取り組みたい」と、横島町でたまなフラワーパークを運営する柴尾美道(しばおみち)さんに協力を依頼。各学科の代表で構成された学校魅力推進委員会では、柴尾さんのアドバイスの下、新商品のアイデアや使用する特産品を話し合い、玉名の特産品のトマトを使ったふりかけを作ることに決めました。
(2)試作会・飲食会
柴尾さんが作った「トマト粉末」をベースに、合わせる調味料を検討し、その中からカツオ粉末を選択。さらに試食会での意見を踏まえて、調味料やトマトの割合を調整しました。
(3)商品名とラベルの決定
商品名は学校魅力推進委員会で検討し「たまフル」に決定。ラベルは全校生徒からデザインを募集し、審査の結果「トマト+たまなフラワーパークのバラ+タマにゃん」が選ばれました。
(4)10月15日お披露目会
完成したトマトふりかけのお披露目と試食会を全校生徒と関係者で行いました。500グラムのふりかけ1瓶には、トマト(青果)約4玉分が入っており「トマトの酸味をしっかり感じる」と高評価でした。
(5)文化祭などで販売会
11月には、文化祭や東京の百貨店の催事などで販売。とても好評で準備した本数を完売しました。