- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県山鹿市
- 広報紙名 : 広報やまが 令和7年4月号
山鹿市内の子育て支援センター・保育園・幼稚園・小中学校・高校の子どもたちの話題を紹介するページです
■ひなまつり もちつき
もちつき準備に「うぁー大きなごみ袋」のつぶやきがありました。「もち米洗って水につけておく入れ物よ」と言うと驚いていました。家庭のもちつきより量が多いこともありますが、もちつきを経験したことがない子どもが多く、蒸し器で蒸すこと、もち米と米は違うことを話しました。また、もちの丸め方を粘土で練習しました。小さな手で丸めていると団子の様な形になったり、あんこを入れる時の伸ばし方をやって見せると、粘土板上で叩いて伸ばしたり、よもぎ餅用のよもぎの色と匂いに「…」の表情もありました。もちつき当日は身支度を済ませ、つき上がったもちを受け取ると「温かい」の声。あんが包まらず困り顔の子もいましたが、自分で丸めたもちを味わうことができました。
保育士 山﨑洋美(ひろみ)
八玉保育園
【電話】43-5181
■宝の山にわくわく
各家庭からたくさんの廃材をいただいて、子どもたちはそれを使って製作を楽しんでいます。形や素材が違うものなので想像力を膨らませ、切ったり、貼ったり、つなげたりと4歳児のHくんは掃除機づくりに挑んでいましたが、どうしても吸い込む機能は難しすぎて、ある時職員室にやってきました。私も一緒に考えました。「あれはどうかな?」と空気入れや風船、実際の掃除機を出して悩みに悩んで結局大人の知恵でも吸い込む方法は見つからず…。Hくんは、家でいつもがんばっているお母さんのことを手伝いたいと思っての掃除機づくりでしたので、その思いに応えたいと熱~くなりました。大事に抱えて持って帰るHくんは、お母さんへの愛にあふれていました。
園長 下田アイ子
山鹿保育園
【電話】43-1153
■地域とともにある学校づくりを
めのだけ小は4月現在、児童数は240人です。地域の皆さんの温かいご支援とご協力のもと、子どもたちはさまざまな体験活動を通して心豊かに成長しています。今回は多くの地域との交流活動の中からいくつかを紹介します。
まずは3年生の大豆学習です。丸美屋さんの協力を得て、大豆の栽培から収穫、そして豆腐づくりまでを学習しています。学校の畑で児童が一生懸命に育てた大切な大豆を唐箕(とうみ)やぶりこなどの昔からの道具を使って収穫、選別をし、最後は手作り豆腐に変身させます。
2つ目は2年生が取り組んでいる古代米の栽培活動です。地域の県立装飾古墳館の職員の皆さんの協力で、赤米と黒米の古代米をバケツ稲で栽培します。小さな種から栽培し石包丁で収穫します。収穫した古代米は小分けにして持ち帰り、おいしく食べました。他にも4年生の西瓜の収穫体験、5年生の黒板アートなど多くの地域の皆さんに支えられた体験学習を行っています。
最後に全校で行う行事としては、3年前から始まったふるさとウォークがあります。広い校区を6つのエリアに分け、1年生から6年生の縦割り班で地域のさまざまな史跡などを回り、地域の皆さんからガイドを受けます。校区内の3つの保育園とも交流します。
めのだけ小はこれからも、地域とともにある学校づくりを進めていきます。
めのだけ小学校データ:下津光雄(みつお)校長 全校児童 240人
めのだけ小学校
【電話】43-1179