くらし 防災監理課からのお知らせ

■大雨・台風への備え、整っていますか
もうすぐ梅雨、そのあと台風シーズンがやって来ます。毎年、各地で人命にかかわる被害や家屋など財産の大きな被害も発生しています。
昔から「備えあれば憂いなし」と言われていますが、皆さんの大雨・台風への備えはいかがでしょうか。

▼備えるための3つのポイント
(1)「家をととのえること」
・屋内外の整理整頓…寝室や廊下、玄関の内外、庭先の整理整頓。物を置かない(脱出・救出経路)
・家屋の整備…屋根・外壁の点検・補修、雨どい・側溝・雨水ますの定期的な点検・清掃および補修
(2)「必要なものを準備すること」
・避難する時、避難先や自宅での避難生活に必要なものを普段から準備
水・食料:3日分(水…3L/1人1日、食料…3食/1人1日)、LEDライト(乾電池)、スマートフォンの予備バッテリー(ラジオ)、非常用医薬品セット、手袋、雨衣(雨がっぱ)、防寒具(保温シート(防寒・防熱))、下着・靴下 など
・必要品持ち出し・搬送の準備
「非常持出品チェックリスト」、搬送袋(両手が使えるリュックなど)を準備
※持ち出すものを整理・パッキングして、すぐ持ち出せるように準備
(3)「情報収集・伝達手段を確保すること」
・「情報収集手段」の確保…普段から「信頼度の高い情報ソース」を確認・確保(災害・事件・事故など発生時、情報発信の速さ、正確さに差異あり)
※スマホの防災アプリの活用
・「情報伝達手段」の確保…自身の無事、家族の安否確認のための連絡手段を準備
電話がつながりづらい時→LINE、Xなどの活用、災害伝言ダイアルの活用

▼ご存じですか「フェーズフリー」
「フェーズフリー」とは、普段の生活で使用する「もの」や「サービス」などを災害発生時にも役立てるという考え方で、「備えない防災」とも言われています。
食料品のローリングストック※1や、アウトドアグッズもフェーズフリーのひとつです。

○フェーズフリーの具体例
(1)バケツにもなるトートバッグ
日常ではパソコンや書類を雨から保護し、災害発生時には給水用のバケツとして活用できる。(水を入れて運べるほど撥水性に優れている)

(2)クッション型寝袋
普段はクッションとして使用。広げると寝袋になる。

(3)古来からの保存食(先人の知恵が凝縮)
漬物、ひもの、梅干し、高野豆腐 など

災害発生時に必要なものを考え、普段の生活でもそれを活用できれば、合理的・効率的かつ経済的です。特に、水・食料は「ローリングストック」で有効な消費を心掛けましょう。

※1 普段から少し多めの食材や加工品を買っておき、使った分だけ新たに買い足すことで、常に一定量の食料を家に備蓄しておく方法。

問合せ:防災監理課
【電話】43-1113