くらし 「選ばれる山鹿」の実現

私の2期目の市政運営に当たっては、市民や企業、市外在住者から「選ばれる山鹿」を目指し、これまでにも増して、さまざまな課題に積極的にチャレンジしていきます。
また、昨年2月に、誰もが住みたい、住み続けたいと思える「健幸なまち山鹿」を実現するために、健幸都市宣言を行いました。この健幸とは健康で幸せであることを意味し、いわゆるヘルスではなくウェルネスを目指すものです。ことし6月には、健幸都市の取り組みを進めていくための道しるべとなる「基本方針」を定めました。具体的な内容として、「ひとの健幸」と「まちの健幸」を両面から推進し、ひとの健幸に関しては、からだの健幸づくりとこころの健幸づくりに、まちの健幸に関しては、支え合い安心して暮らせる地域づくりと資源や特色をいかした健幸のまちづくりに体系化し、全庁を挙げて取り組みを進めます。
令和7年度は、本市の最重要課題である、人口減少対策の取り組みを戦略的に展開するための、(1)結婚・子育て応援プロジェクト、(2)しごと・人材応援プロジェクト、(3)移住・定住応援プロジェクト、(4)健幸づくり応援プロジェクトに基づくさまざまな事業に取り組んでいます。
山鹿市長 早田順一(じゅんいち)

新:新規事業
継:継続事業
拡:拡充事業
※主な事業を抜粋して掲載しています。

・私たちの生活にはどのように影響するのかな?
・選ばれる山鹿ってどんなことをしているんですか?
山鹿市に住んでいる人や働いている人、企業や市外の人からも「選ばれる山鹿」の実現を目指しています。

◆(1)結婚・子育て応援プロジェクト
○主な取り組み
新:幼少期からの英語教育の推進
・グローバル化が進展する中で、外国語によるコミュニケーション能力は、ますます必要になってくるため、小学校3年生からの外国語活動に備え、1、2年生が英語に興味・関心をもち、慣れ親しむための英語教育を推進します。

新:学校給食費物価高騰対策
・近年の物価高騰の影響により学校給食の食材が高騰していることから、保護者が納める学校給食費の増加分について支援を行います。

新:あんずの丘公園の遊具の再整備
・休日には子育て中の家族連れが多く訪れる「あんずの丘公園」について、更なる魅力向上を図り、子どもたちが安全に遊ぶことができる環境を整えるため、遊具などの整備構想を策定します。

◆(2)しごと・人材応援プロジェクト
○主な取り組み
継:新たな工業団地の整備
・半導体産業を含む企業の誘致を通じて地域経済の発展と定住促進を図るため、令和11年度の分譲開始を目指し、新たな工業団地の整備を進めます。

拡:新規就農者に対する農業機械などの導入支援
・これまでは、世帯の所得制限を設けたうえで、新規就農者を対象に農林業機械などの導入の支援を行ってきましたが、本年度から世帯所得による制限を廃止し、農林業を始める全ての人への支援を行います。

◆(3)移住・定住応援プロジェクト
○主な取り組み
新:まちなかグランドデザインの策定
・本市の20年後の理想とする将来像と目指すべき方向性を示す、中心市街地エリアを対象とした「まちなかグランドデザイン」の策定に取り組みます。

新:新たに住宅用地の整備に取り組む民間事業者および土地を提供した地権者の双方に対する補助
・快適な住環境を整えるため、市内中心部や各市民センター周辺での住宅地開発に対する補助制度を新設し、住宅用地の供給を促進します。

継:訪日外国人観光客の誘客促進
・拡大するインバウンド需要に対応するため、阿蘇くまもと空港を拠点とした観光プロモーションに取り組みます。またインバウンドの受け入れに向けた環境整備に取り組む観光事業者への補助も継続して行います。

◆(4)健幸づくり応援プロジェクト
○主な取り組み
新:温泉保養都市の実現
・現代版の湯治として、本市の温泉と豊かな自然や歴史資源、食文化を生かし、住む人も訪れた人も健幸になる、温泉保養都市を目指します。

新:がん患者が購入するウィッグ・乳房補正具などの費用助成
・がん患者およびその家族の経済的負担・心理的負担を軽減させ、療養生活の質の向上を図るため、がん治療による脱毛や手術によって外見の変化が生じた患者が購入するウィッグや乳房補正具などの費用助成を行います。

◆数字で見る「選ばれる山鹿」
・市の補助制度を活用した移住者数…127世帯(266人)
[H28年度〜R6年度]
・企業誘致事業…14社誘致(新設5社、増設9社)
[R3年度〜R6年度]
・和栗スイーツフェア来場者数…約32万人
[R6年9月〜11月]
経済効果約41億円(熊本県立大学行政学研究室調べ)
・ふるさと納税額[R6年度]…約8.5億円
↑ 8.5倍![R3年度]約1億円

問合せ:政策調整課
【電話】43-1112