- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県山鹿市
- 広報紙名 : 広報やまが 令和7年9月号
山鹿市内の子育て支援センター・保育園・幼稚園・小中学校・高校の子どもたちの話題を紹介するページです
■あそんでくれてありがとう
ことしも山鹿中学校から3人の生徒さんが職場体験に来てくれました。中には卒園児さんもいて「久しぶりね~、大きくなったね!前はこんなに小さかったとよ~」とうれしさが込みあげました。子どもたちの顔を見るなり「うわあ~! 小さーい! かわいい~」と目を細めて見る生徒さんたち。最初は緊張した様子でしたが、少しずつ子どもたちに話しかけたり、保育士からオムツの替え方やミルクの飲ませ方を教えてもらったり、一生懸命話を聞いて関わってくれる姿が印象的でした。いつもは人見知りする子が全く泣かなかったのには本当にびっくりしました。優しさが子どもたちにも伝わったのだと思います。職場体験を通して、保育士という職業に興味を持ってもらえることがありがたいなと感じ、同時に未来の子どもたちのために今ある環境をさらに良くしていきたいと改めて感じました。また来年来てくれるのが楽しみです。
保育士 杉有加里(ゆかり)
ゆりかご乳児保育園
【電話】44-2961
■つながりを大切に…
やはた保育園では、コロナ禍により自粛していた期間もありましたが、地域の老人会と子どもたちとの交流「老人会交流」が15年以上続いています。一緒に触れ合い遊びを楽しんだり、好きな遊びやがんばっていることを披露したりしていますが「なかなかこの世代の子たちと関わることがないので、この交流は楽しく元気をもらえています」と参加された人が話してくださるように、互いに元気と癒しを受けながら笑顔があふれる時間となっています。会が終わった後、あるおばあちゃんから「今度家に遊びにきなっせ」と声をかけていただきました。この会だけではなく日頃から子どもたちが散歩の中で地域に出かけ、たくさん交流し、地域に根付いた、「屋根のない保育」を展開していきたいと思っています。
保育士 宮崎奈美(なみ)
やはた保育園
【電話】43-1157
■地域とともに育つ 鹿本中学校の取り組み
鹿本中学校では、学校教育目標を「愛・夢・ともに」とし、生徒・教師・地域がつながる教育活動を展開しています。
本校では、地域に貢献できる活動として「ひだまりボランティア」に取り組んでいます。ことしも鹿本市民センターの花壇の花の植え替えをお手伝いさせていただき、地域の皆さまに喜んでいただきました。ふるさとを大切にする心を育む、貴重な機会となっています。また、1年生は、地区ごとに行われているサロン会に出向き、お年寄りとの交流を深めています。
5月18日に開催した体育大会では、生徒会や学級リーダーが中心となり、競技内容や練習計画を話し合いながら主体的に準備を進めました。当日は、どの競技でも全力を尽くす姿が見られ、閉会式では生徒たちが肩を組み、力強く校歌を歌い上げる場面も。仲間との絆がより深まる感動的な一日となりました。
さらに、本校では、定期的に「わくわくデー」を実施しています。この日は、担任以外の教員が短時間の学級活動や給食指導、道徳の授業などを担当します。生徒からは「授業では見られなかった先生の人柄に触れることができた」といった感想が寄せられており、教員との信頼関係づくりにつながっています。
昼休みの時間を活用して、生徒会が中心となり「My Revolution」という特技発表のイベントも実施しています。これまでに、ゲームプログラミング(実況付き)や弾き語り、合唱、ダンスなど、多彩なパフォーマンスが披露されました。教室とは違った生徒の魅力が光り、見る側の生徒にとっても新しい発見の場となっています。
鹿本中学校は、これからも生徒と教師がともに笑顔で学び合い、地域の皆さまと連携しながら、よりよい学校づくりを目指してまいります。
鹿本中学校データ:川口惠市(けいいち)校長
全校生徒 219人
鹿本中学校
【電話】46-2076