健康 転倒による骨折を予防しましょう

市の後期高齢者の全体の医療費(入院+外来)の第1位は「骨折」です。骨折すると寝たきりになるなど、介護が必要になることがあります。慣れ親しんだ自宅で長く元気に暮らせるよう転倒を予防し、強い骨を保つための食事や適度な運動を心がけましょう。(食事は広報うと9月号を参照ください)

■転倒予防のトレーニング
いずれの運動も、膝や腰に痛みがある場合には無理せず、医師に相談してください。

◇椅子からの立ち座り運動
立ち上がり運動で、太ももの筋肉を強化しましょう。
・1セット10~15回
・2セット行いましょう。

◇片足立ち運動
・片足ずつ10秒10~15回行いましょう。

◇足踏み 語想起運動
・なるべく早く足踏みしましょう。
・足踏みしたまま、5秒間言葉を発しましょう。
・5秒間を5セット行いましょう。

◇前後ステップ 語想起運動
・左足を前→右足を前→左足を後ろ→右足を後ろ
・左足を前にするタイミングで言葉を想起しましょう。
・課題を変更しながら1分間を3セット足踏みしましょう。
※立って行っても、座って行ってもよいです。
※語想起とは言葉を思い起こし、発することです。

※詳しくは本紙をご覧ください。

床面にあるものは、全て転倒につながる危険物です。
日頃から整理整頓を心がけ、床面には物を置かないように心掛けましょう。

(1)電気コードは、壁に沿わせたりして、つまずかないようにしましょう。
(2)衣類、本、新聞などは床に置いたままにせず、すぐに片付けましょう。
(3)座布団やラグマットはつまずきの原因になるため、なるべく使用しないようにしましょう。
*公益社団法人日本理学療法士協会理学療法ハンドブックから引用

人はつまずいて転倒しそうになった時、転ばないように踏ん張ります。踏ん張る時、力を入れる時、人は奥歯を噛みしめています。ここで大事になってくるのは、歯のかみ合わせです。後期高齢者医療になると、毎年度、歯科口腔検診を自己負担400円で受けることができます。今年度まだ受けられていない人は問い合わせください。

問合せ:健康づくり課 健康推進係
【電話】27-3324