- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県宇土市
- 広報紙名 : 広報うと 令和7年3月号
全国的に人口減少や少子高齢化が進む中、原則60歳以上の高齢者の就業の場として重要な役割を持つシルバー人材センター。あなたの趣味や経験を活かせる様々な仕事があります。仲間とともに地域とつながり、新しい生きがいを見つけませんか?実際に、様々な活動を通じて地域と関わり、やりがいを見つけた会員たちが活躍しています。現役で生き生きと自分らしく働く会員の2人にお話を伺いました。
■お互いを思いやり仲間とともに仕事ができることに感謝
宇土市シルバー人材センター会員
本田ゆり子さん(71)
Q 会員になったきっかけは?
ちょうど60歳を過ぎたころに、友人からシルバー人材センターの話を聞いたのがきっかけでした。
Q 現在の仕事内容は?
小中学校で行っているフッ化物洗口(※)に使用する洗口液の準備と配送、回収を行っています。
男性3人、女性3人の合計6人で業務にあたっています。それぞれ男性班と女性班で1週間おきに業務を行っているので、体にも負担がなく、とても働きやすい環境です。
Q シルバー人材センターの会員としてのやりがいは?
この年齢になると、体力的にも働く場所的にも、なかなか働くということ自体が難しいですけど、そんな中、働けるということにありがたく感じています。また、現在の業務では、学校に入らせてもらって配達を行いますが、最近では学校に入る機会も少ないので、学校に入るだけでもうれしく思いますし、子どもたちから感謝の言葉をもらうことがとてもうれしいです。「1学期間ありがとう」と書かれた感謝の勲章を子どもたちからもらったのが宝物です。
Q シルバー人材センターの良いところは?
シルバー人材センターに登録している会員たちは、皆さんそれぞれの場所で活躍をしてきた人たちが多いので、その人たちとつながりができるところ。また、仕事の種類、幅が広く、安心して仕事ができます。
会員として働きだして、新たな仲間ができたおかげで、仕事だけど、楽しみの一つになっています。仕事の終わりに一緒に働く仲間と料理のレシピの話をしたり、和気あいあいとして、いつも元気をもらっています。
※フッ化物洗口…一定濃度のフッ化ナトリウム溶液を用いて、1分間ブクブクうがいを行う方法で、永久歯のむし歯予防手段として有効です。
■仕事があると生活に張り合いが出る
宇土市シルバー人材センター会員
井上時春さん(76)
Q 会員になったきっかけは?
65歳で定年を迎えて、しばらく自宅でゆっくりとしていましたが、2・3か月が経過して退屈に感じてきていました。そんな時に友人から話を聞いて2・3年のつもりで始めてみたのがきっかけでした。
Q 現在の仕事内容は?
定年までホテルの施設管理の仕事をしていたので、現在ではその経験を活かし、あじさいの湯で、ボイラーの管理とお風呂の消毒・清掃などを行っています。1日2交代制の勤務で、シルバー人材センター会員5人体制でシフトを組んでいます。
浴槽にお湯をためるのには、3時間半ほどかかります。
Q シルバー人材センターの会員としてのやりがいは?
地元の人たちに喜んでもらえるところにやりがいを感じています。営業開始までにお湯の温度が上がりきるか、機材トラブルなど心配になるときもありますが、今までの経験を活かして対応にあたっています。
Q シルバー人材センターの良いところは?
自分のペースで仕事ができるところと、仲間と一緒に仕事ができるところです。そのほかにもシルバー人材センターには、様々な仕事があるので、自分にあった業務を行うことができます。
私は、一緒に仕事をする仲間たちと話をすることが楽しみで、仕事を続けています。最初は、会員登録をして2・3年働くつもりでいましたが気が付けば、10年になっていました。
仕事があると生活に張り合いが出るので、これからも健康なうちは無理しない程度に続けていきたいと思っています。
■会員の募集、仕事の依頼を随時受け付けています
◇働きたい人
対象:市内に居住する原則60歳以上の健康で働く意欲のある人
会費:2,000円が発生します。
◇依頼したい人
インターネット、電話、来訪による申し込みを受け付けています。
■選べる多様な仕事内容
記載している仕事は一部です。
・除草、草刈り、屋外清掃
・農作業(種まき、収穫など)
・庭木などの剪定
・筆耕、宛名書き
・家事サービス(掃除、洗濯など)
・福祉サービス(身の回りの世話、生活援助など)
■宇土市シルバー人材センター
住所:築籠町183番地
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※詳しくは本紙をご覧ください。
問合せ:【電話】22-3780