- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県宇土市
- 広報紙名 : 広報うと 令和7年8月号
ファミリーサポートセンター事業は、「お子さんのお預かりや送迎などの援助を受けたい人(依頼会員)」と「その援助を行いたい人(協力会員)」が会員となり、地域で相互援助活動を行う事業です。
事業の始まった背景には、時代の流れによって夫婦共働きや核家族が増加し、周囲から育児をサポートしてもらうニーズが高まったことが挙げられます。本市においても、一世帯当たりの人数は一貫して減少傾向にあり、いわゆる核家族化が進んでいる状況で、下のグラフのとおりファミリーサポートセンター事業の利用件数は年々増えてきています。
活動としては、買い物や病院受診、授業参観、リフレッシュなどの際の子ども預かりや、保育施設などへの送迎など様々な場面です。
依頼会員と協力会員の相互援助活動を通して、子育ての負担を少しでも減らし地域の中で安心して子育てできることを目指しています。
宇土市ファミリーサポートセンター 児童センター2階(北段原町27-2)
■依頼会員 ファミサポを利用してみよう!
ファミサポの利用は、保護者の通院や勉強、習い事や買い物時の預かりをはじめ、保育・学童施設への送り迎えをなどの場面で子育て家庭を支えています。
利用料金
(1)依頼会員の登録
事前に入会の説明を受けて、必要書類を提出すると登録完了となります。登録完了後に援助活動を依頼できるようになります。
会員登録料:無料
登録できる人:
・宇土市に居住、または勤務している人
・おおむね生後3か月から小学3年生までの子どもを養育している保護者
(2)事前打ち合わせ
初回:依頼会員(子ども同伴)と協力会員とアドバイザーとで、事前打ち合わせを行います。
2回目以降:活動前日に、依頼会員は協力会員に電話で事前打ち合わせを行います。(依頼時間や援助内容の確認、子どもの体調、準備物などを伝えてください。)
(3)援助活動
協力会員は、依頼内容に沿った援助活動を行います。預かりの場合は、協力会員の自宅やファミリーサポートセンター内など、子どもの安全が確保できる施設で行うことができます。
(4)お迎え・利用料金の支払い
援助活動終了後、依頼会員は、利用料金を直接、協力会員に支払います。
■利用者の声
◇非常時も仕事復帰も応援してくれる場所
2人目を出産後、体調を崩してしまい、3歳の長男を保育園への送り迎えができなくなりました。急遽ファミリーサポートセンターに相談したのですが、金曜日に相談して、月曜日から対応していただけて、ファミサポの対応力に驚きました。また、当時3歳の長男はいやいや期真っ最中で預けるのが不安でしたが、初日からぐずらずに先生(協力会員)の車に乗って保育園に行ってくれたので、とても安心しました。
最近は、仕事復帰に向けて体を絞りたいと思い、ジムに行く1時間の間、下の子を預かってもらっています。下の子は家でもあまり寝ないのですが、迎えに来た時に寝ていたので、子どもにとっても安心できる場所なんだと、とても頼もしく思います。
江川かおりさん すずちゃん(9か月)
◇安心して子どもを預け、落ち着いて買い物を
最近は、子どもが歩いて動き回るようになったので、目が離せなくなり、ちょっと買い物に行きたいなど用事がある時に、子どもと一緒に行動するのが大変になってきました。そこで、買い物に行ったり、用事を済ませたりするためにファミサポを利用しています。
ファミサポは、一度顔合わせや打ち合わせを済ませて、アドバイザーさんが先生(協力会員)を紹介してくれるので、安心して預けることができます。私は、両親が近くにおらず、すぐに預けるのが難しいので、ファミサポはとても頼りになる場所です。
濱田知寿子(ちずこ)さん 愛丞(あいすけ)ちゃん(1歳11か月)