- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県合志市
- 広報紙名 : 広報こうし 令和7年9月号 第234号
だんじょきょうどうさんかくすいしんこんわかいだより
男女共同参画推進懇話会
古庄 義晃(ふるしょう よしてる)さん
本年度、市PTA連絡協議会の代表として男女共同参画推進懇話会に参加することになりました。
さっそくこのような機会をもらい、何を書こうかと思っていたところPTA関連で思い出したことがありました。
皆さんはPTAに『母親部長』という役職があったことを知っていますか。
実は私がPTA役員デビューから2年間務めた役職です。会長を補佐する重要な立場なのですが、女性限定の役職ではありませんでした。まわりにも多くの〝男性の母親部長〟がいました。
今では時代にそぐわないと見直され『家庭部長』という名称になりましたが、昔はPTA会長を男性が務めることが多かったため、女性の参画を促し意見を反映するという男女共同参画の視点から作られた役職だったそうです。私と男女共同参画とは、意外と縁があったのかもしれないと感じています。
ちなみに、令和7年版男女共同参画白書によると、PTA会長に占める女性の割合は、平成20年が10%、令和6年は20・3%となっていました。全国的に、PTA会長として活躍する女性の割合が増えており、男女共同参画が少しずつ進んでいるとみることもできそうです。
話は変わりますが、わが西合志南中学校PTA執行部には、活動に関して伝え続けていることがあります。それは、「できる人が、できる時に、できることをやろう」です。誰かが犠牲になるわけでもなく、誰かに押し付けるということのないPTA活動を続けていければと思っています。
PTA役員・委員会活動、家庭、職場、どこにおいてもお互いを理解し、尊重し、協力し合うことが男女共同参画にも通じ、こどもたちの明るい未来につながると信じています。