- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県和水町
- 広報紙名 : 広報なごみ 2025年3月号
■1 想像する力
Imagine all the people Livinglife in peace
想像してごらん 世界中の人々が平和に暮らしているのを
1980年12月8日凶弾に倒れたジョン・レノンの曲「イマジン」の一節です。
そして、2024年12月10日、ノルウェーのオスロにてノーベル平和賞の授賞式が行われ、日本被団協代表委員田中熙巳(てるみ)さんは、世界に向けてこう語られました。「想像してみてほしい。直ちに発射できる核が4千発もあるということを。いつ被害者になってもおかしくないし、加害者になるかもしれない。核をなくすためにどうしたらいいか、皆さんで話し合ってほしい。」と。
二つの想像の風景があまりにも違い過ぎて、言葉を失います。私たち人間が持っている想像する力。田中さんを始めとする被爆者の方々がこれまで語ってこられた、原爆投下後の悲惨な状況、差別や偏見との闘い、核廃絶の切なる願いや思いを感じ取る力があるはずです。今、この時がその想像する力を活かす時なのではないでしょうか。
そしてもう一つ。高校生平和大使の「私たち一人一人は微力でも、無力ではない」という言葉も噛み締めたいと思います。
■2 他人事を自分事に
ある小学生の子が長崎に修学旅行に行くことになっていました。原爆資料館でお話を聞くことも予定されていました。「そういうお話を聞くの、嫌だなあ。」とつぶやいたその子に、お父さんはこう伝えました。「私の親族は原爆によって亡くなった。私は被爆3世で、君は被爆4世なんだよ。」と。その子は父親の思いを理解し「私、しっかりとお話を聞いてくる。」と前を向いたそうです。他人事が自分事に変わった瞬間でした。全ての人が当事者であるわけではありません。しかし、想像する力は誰にでもあります。他人事を自分事にできる力が。田中さんの演説をもう一度、聞き返したり読み返したりしてみませんか。
問合せ:社会教育課 地域人権教育指導員
【電話】0968・86・2022