- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県高森町
- 広報紙名 : 広報たかもり 令和7年7月号
高森町で新しく介護認定を受けた方の原因となった病気を調べたところ下記のような状況となっています。
令和元年以降認知症が第1位となっていますが、近年大きく変化がみられているのが脳血管疾患です。
令和2年時点では脳血管疾患(脳梗塞・脳出血等)は第5位で新規認定のうち6.3%を占めていましたが、令和6年時点では第3位で新規認定のうち12.6%とほぼ倍近くになっています。脳血管疾患は麻痺などの後遺症を呈しやすくその後の生活に大きな影響を与える病気のため予防が非常に重要です。
脳血管疾患は高血圧症や糖尿病といった生活習慣病が長期間コントロールできていないことで発症しやすくなります。特に高血圧症は脳の血管を傷めます。
高森町の近年の健診データ等から分析をすると高血圧症で治療の段階であっても、医療機関を受診されていない方が多い状況があります。高血圧症は糖尿病などに比べて薬でかなり改善できると言われており、適切な治療がその後の脳血管疾患を予防するためには重要です。
ただ脳血管疾患は高血圧症だけでなく、糖尿病や高脂血症といった病気が重なるとより危険度が高まると言われています。そのため年1回は健診を受けて自身の体の状態がどのようになっているかの確認をしてください。
今年度6月の住民健診を受けられなかった方に関しては、10月19日(日)に追加健診も予定していますので是非受診いただきますようお願いします。
また国民健康保険に加入の40歳から74歳までの方(特定健診対象者)に関しては、町内医療機関での個別健診も実施していますのでご活用ください。
次回8月号では第1位の認知症について掲載しますので、是非ご覧ください。
問合せ:健康推進課 国民健康保険係
【電話】0967-62-2910