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■4月2日は世界自閉症啓発デー
全世界で自閉症を理解してもらうイベントが開かれます。自閉症をはじめとする発達障がい※について、広く啓発する活動です。発達障がいという言葉を聞いたことがある人は多いかもしれませんが、まだまだ誤解も多く、悩みを相談することにためらう人もいます。診断をされることよりも、本人の学び方や成長の仕方のために、どんな支援が必要かを知ることが大事です。一人でも多くの理解が本人や家族の支えになりますので、気軽に保健師や身近な支援者にご連絡ください。
※「自閉症、アスペルガー症候群、その他広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能障害であって、その症状が通常低年齢において発現するもの」と定義。

▽「しつけ」や「教育」は本人の「努力不足」ではない
生まれつきや脳の情報処理方法に違いがあると推測されている

▽外見からはわかりにくい
行動の特徴などから診断されるため、行動や態度で自分勝手や変わった人と見られてしまうことがある。本人なりに頑張っても失敗が続いたり叱責されるときが増え、自分へのイメージが否定的になるときもある
※参考・引用元…熊本県南部発達障がい者支援センター「わるつ」HP

▽発達障がいは、発達の仕方に違いがある
脳の情報処理方法に違いがあり、成長発達しないのではなく、ほかの人とは違う学び方がある

■県内のイベント情報
▽自閉症啓発デーin宇城
日時:4月2日(木)10:00~17:00
場所:イオンモール宇城イベントスペース
内容:発達障がいに関する書籍グッズやパネル展示・疑似体験

▽発達障がい啓発イベントin八代
日時:4月6日(日)10:00~、13:15~
場所:八代市立図書館本館大集会室
内容:映画上映会「ノルマル17歳。-わたしたちはADHD-」
定員:各30人
※当日先着順

保健師 野々原亜紀