健康 学校保健委員会だより

■「健康づくり」とはこれまた難解な。
日本スポーツ協会公認スポーツドクター日本パラスポーツ協会公認パラスポーツ医 緒方創造
例えばスポーツはどこにいっても健康を得るに推奨されているが、これが競技レベルになるとケガも増えるし、試合に出る出られない問題で精神的に傷を負うことも。スポーツ以外の時間を圧迫し…等々、およそ健康とはかけ離れたものになってしまう。しかして、健康であるがゆえに成り立つものでもあるわけで…。
肥満だとして、それ自体は健康ではないと捉え、減量をすると仮定する。ではどこまでできたら成功なのか。BMIが22になったら?25未満になったら?食べないダイエットは健康なのか。
休養が大事だからと、休みを貪る。休みの日には昼過ぎまで寝る。身体は動かさない。それは健康的なのか。
現代は、SNSなどインターネットからの情報が非常に多く、テレビや雑誌、本等も含めるとどれだけあるやら。同じ方法が肯定されたり否定されたり。でもそれは今までもあったことで、その量や速度が格段に上がっただけ。
およそ健康といってもその人の状態や環境でも違うだろうし、その目標も常に一定ではない。明日には消える流行りに乗るのか、石の上に三年座るつもりで身体づくりをするのか。
うむ、結局なにが言いたいのやら。ま、適度に動いて、腹八分食べて、きれいに歯を磨いて、ゆっくり風呂に入って寝る。これは間違いない。