くらし 未来につなげるむらづくり

令和2年7月豪雨からの復旧・復興の基本理念である「未来につなげるむらづくり」を実現するため「相良村復興計画」及び「相良村復興むらづくり計画」に基づき関連事業に取り組んできました。これからも、安心安全に暮らせる村の形成、さらには創造的復興に向けて地域産業の振興に取り組んでいきます。

■安心安全な避難地及び避難路の確保
国の都市防災総合推進事業(社会資本整備総合交付金)などを活用し、平常時は地域住民などの活動の場として利用可能な復興まちづくり支援施設・避難地及び避難路整備に取り組んでいます。
併せて、これら施設については、地域防災計画へ位置づけます。

▽十島・新村地区
十島・新村地区においては、令和2年7月豪雨時に第一避難所などが被災し避難所として利用ができなかったことから、備蓄倉庫や防災トイレ、災害時に利用できる「かまどベンチ」などを備えた安全な高台の避難地を整備しました。
今後は浸水想定区域からの避難路を確保するため、避難路整備事業として幅員の狭い道路の拡幅・改良や主要な村道の拡幅・改良を行います。避難地につながる避難路は令和9年度完成予定です。

▽中央地区
中央地区においては、炊き出しや屋外活動のスペースを確保するため、既存の第一避難所である構造改善センター横に備蓄倉庫や防災トイレ、災害時に利用できる「かまどベンチ」などを備えた新たな避難地を整備しました。
今後は浸水想定区域からの避難路を確保するため、幅員の狭い道路の拡幅・改良を行い、新たな避難路の設置を図ります。避難地につながる避難路は令和8年度完成予定です。

▽永江地区
永江地区においては、令和2年7月豪雨時に第一避難所周辺が冠水し、避難所として利用ができなかったことから、備蓄倉庫やトイレ、災害時に利用できるかまどベンチなどを備えた安全な高台の避難地を整備中です。避難地は令和8年度完成予定です。

▽平原地区
平原地区においては、安全な避難地の確保のため避難地整備事業に取り組んでいます。現在1工区の嵩上げ工事を実施中で、今後は村道平原十島線道路改良工事との調整を行いながら2工区の工事を行っていきます。避難地は令和8年度完成予定です。

※避難地や避難路の詳細については今後の広報さがらで紹介していきます

■相良村の魅力を活かした地域活性化の推進
川辺川魅力創造事業(廻地区)による新たな交流拠点整備に取り組んでいます。
併せて、遊水地などを活用した多目的広場や親水公園、地域の方々が気軽に集まることができる施設や地域の縁側としての新たな交流拠点づくりを計画しています。

▽今後のスケジュール
令和7年度造成工事(I期)・建築工事
令和8年度一部供用開始