- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県球磨村
- 広報紙名 : 広報くまむら 2025年6月号
梅雨期を前に、「全村民が避難について考える日」を5月11日に実施しました。
訓練は、梅雨入り前に防災意識を最大限に高める目的で、村民の皆さんが自ら考え、命を守る行動を起こす住民主体の防災行動の一環として開催しており、ことしで5回目となりました。当日は役場が活動報告を受け把握しているだけでも、約500人の村民が避難行動、電話網の確認、土のうの事前準備など、実行動により避難訓練に参加しました。
訓練は、午前9時に高齢者等避難を発令、午前10時に避難指示を発令するなど防災無線の情報を合図に、地区の災害特性に基づき、自らの防災行動について考えていただきました。
また、役場では、村民の避難状況の把握や被害情報などを共有し、地域防災計画に基づく災害対策本部の開設・維持・運営のあり方を確認しました。
■一部の地区の避難行動の取り組みを紹介します
○柳詰自主防災組織
午前9時の高齢者等避難の発令、午前10時の避難指示に併せて、47世帯68人がせせらぎ避難所へ避難しました。地区内での事前打ち合わせでは、「隣の家に声をかけて避難を」と呼びかけを行うことを確認しました。当日は、要支援者が車椅子を使用し、支援者とともに安全に避難できることを確認しました。
柳詰自主防災組織会長
栁詰 明(やなづめあきら)さん
令和6年に柳詰自主防災組織を立ち上げ後初めての「全村民が避難について考える日」の取り組みとなり、多くの住民に参加していただきました。参加者より「参加して良かった」との声が聞けて、防災意識がより強くなったと思いました。また、雨だけではなく、地震など、災害はいつどこで起きるか分からないので、今後も継続した活動に取り組んでいきたいです。
※この他にも、多くの班・団体において防災無線を受け、活動を実施していただきました。
問い合わせ:総務課防災係
【電話】32-1138