- 発行日 :
- 自治体名 : 熊本県あさぎり町
- 広報紙名 : 広報あさぎり 2025.4月号
3月2日(日)、あさぎり駅前広場で人吉球磨地域の高校生が企画したイベント「大文化祭」が開催されました。
地域で初めての試みとなるこのイベントは、中高生が楽しめる場として、人吉球磨の5校の高校生がアイデアを出し合い、地域おこし協力隊の高山・片岡隊員の支援を受け約2か月間で実現しました。
12月初旬に第1回企画会議が開かれたのを皮切りに、高校生約10数名による実行委員会は週1回のペースで会議を進め、開催が近づくと週3回に頻度を増やしながら準備を進めました。イベント告知や出店者募集にはSNS(Instagram)を活用し、高校生たちはその動きや準備の様子を積極的に発信。さらに、地域イベントの紹介にも取り組むなど、地域全体へ広がりを持たせた活動が展開されました。
当日は朝からあいにくの雨模様ではありましたが、大降りにはならず、多くの来場者を迎えることができました。広場には学生たちによる個性豊かなブースが並び、たこ焼き(300円)やドリンク、郷土料理「つぼん汁」などが並びました。学生料金を考慮した親しみやすい価格設定や、キッチンカー、高校生の特技を活かした書道ブース、絵画ブースが来場者の目を引きました。
また、体験型企画「スマブラ最強決定戦!」では中高生と地域の人々が一体となり、熱い戦いが繰り広げられました。
ステージイベントでは学生たちによるパフォーマンスが観客を魅了。歌唱や弾き語り、ギター演奏など青春を感じさせる発表が続きました。そしてイベントの締めくくりには抽選会が実施され、司会進行もすべて高校生が担当。地域との交流を感じさせる盛り上がりのうちに幕を閉じました。
■高校紹介コーナー
これから高校生になる子どもたちやその親への高校説明ブース。
リアル高校生の「生の声」が聞けるコーナーが設けられていました。
■ステージ実行委員の人たちへのインタビュー
▽後藤紫李さん(あさぎり町)
「高校生のイベントを自分たちで作りたい」と考えたのがきっかけ。他校との交流の場を設け、高校の垣根を超えたつながりを目指し作り上げました。
▽中村優夏さん(あさぎり町)
複数の学校が合同で文化祭を企画し、意見を出し合いながら準備を進めた。苦労もあったが成功し、自分の経験の財産となり、将来にも役立つ経験となりました。
▽新村夢唯さん(あさぎり町)
高校生活を締めくくるチャレンジとして参加しました。準備は大変でしたが、多くのお客さんが来場し成功。貴重な経験となり、進学後も役立つと感じています。
▽田口雄大さん(人吉市)
普段、人吉でのイベントが多い中、人吉球磨全体の子たちが楽しめる場をと考えあさぎりで開催することに。5高校が一堂に会す初の試みに挑戦できてよかったです。
▽片山玲菜さん(人吉市)
人吉球磨で高校生向けイベントが少ない現状を改善し、卒業前の思い出作りの場を提供することで地域離れを防ぎたいと思い準備しました。
▽原口煌人さん(人吉市)
先輩からの誘いで参加。「高校生が楽しめる」をテーマに、大人の人たちに僕たち高校生のパワーや魅力を知ってもらいたいとの思いを込めました!
▽永田詩音さん(相良村)
普段は馴染みがないように感じていた「まちおこし」でしたが、このようなイベントを通し、中高生間や地域の人たちとの交流を深め、人吉球磨が活気ある雰囲気になればと思いました。
春から進学や就職で人吉球磨を離れる学生、進路を今後決める学生など、さまざまな背景を持つ若者たちが集い、心からの笑顔が溢れていました。
来場者の半数近くが若い世代という、地域イベントでは珍しい光景が広がり、次世代を担う若者の力強さを実感させられる場となりました。