子育て 【シリーズ】由布市人材育成教育(51)

「由布の魅力を発信できる地域のリーダーとして、地域に貢献する自立した〝由布の人〞づくり」

由布市では、連携型中高一貫教育として、中学校3年生を対象とした「乗り入れ授業」を実施しています。この「乗り入れ授業」とは、由布高校の数学科と英語科の教員が、毎週1回、市内の各中学校を訪問し、中学校の先生と協力して3年生の授業を行うものです。この取り組みは平成21年度に始まり、今年で17年目を迎えます。複数の教員による指導体制により、生徒一人ひとりに目が行き届き、きめ細やかな指導が可能となっています。また、生徒からは、「先生が2人いるので気軽に質問できる」「授業の雰囲気が明るく、楽しい」「授業内容が分かりやすい」といった意見も寄せられており、中学校生活においても良い影響を与えていることが伺えます。さらに、由布高校に進学した生徒にとっては、中学校時代に指導を受けた先生が高校にもいることで、安心して高校生活をスタートできるというメリットもあります。
特に注目すべきは、昨年度から引き続き、数学や英語を「どちらかというと苦手」と感じている生徒の乗り入れ授業への満足度が約9割と高いことです。これは、乗り入れ授業が苦手意識の克服に大きく貢献していると言えます。
今年度も5月から1月までの8ヵ月間、数学は水曜日、英語は木曜日に乗り入れ授業を実施しています。数学科では「基礎的な知識・技能の確実な習得」、英語科では「4技能統合型授業の実現とリスニング・リーディング力およびインプットする力の向上」を重点目標に授業を進めてまいります。授業の具体的な様子は、各中学校の進路説明会や由布高校の体験入学などでご紹介する予定です。8月30日(予定)に実施する体験入学では、由布高校の魅力を多く感じていただけると思いますので、中学生の皆さんの積極的なご参加をお待ちしています。
地域の皆さまには、由布市ホームページや由布学チャンネルを通じて、由布高校生の活躍する姿を随時お届けしてまいります。

【由布高校から各中学校への乗り入れ授業担当者】

「由布市人材育成教育」についてご意見、情報提供などがございましたら、由布市教育委員会学校教育課まで、ご連絡をお願いします。
【電話】097-582-1179