- 発行日 :
- 自治体名 : 宮崎県宮崎市
- 広報紙名 : 市広報みやざき No.985 令和7年11月号
しまばら せいやさん
全日本武術太極拳選手権大会 ジュニア太極拳部門優勝
『太極拳で柔軟さと体幹を鍛え、文武両道を貫く』
伸びやかで優美な動きが魅力の太極拳。今年7月、日本武術太極拳連盟が主催する全日本武術太極拳選手権大会の「ジュニア太極拳」部門に出場し、全国1位を獲得したのが しまばら せいや さんです。昨年に続く2度目の挑戦での快挙でした。嶋原さんは太極拳を始めて今年で3年目。アクション映画で見た功夫の動きに心を動かされ、自分もやってみたいと教室の門をたたきました。入門当初は素早い動きが特徴の「長拳」を学んでいましたが、指導するコーチからゆったりした動きの太極拳が向いているとすすめられ、転向しました。「入門してから体の柔軟さと体幹が鍛えられ、集中力がつきました」としまばらさん。しまばらさんが優勝したジュニア太極拳部門は、18歳以下が出場し、16の動作に絞られていながら大人にも負けない表現力が点数を左右する競技。柔軟性を高めることやトップレベルの選手の動きを動画で研究するなどして、優勝を目指しました。「柔らかさを意識して続けたため動きが滑らかになり、それが評価につながったと思います」と自己分析します。今後の展望をたずねると「来年も出場し、優勝したいです」と頼もしい答えが返ってきました。幼少期からピアノとヴァイオリンも続けているそうで「将来は太極拳と音楽で培った集中力と感性、学業で得た知識を生かせる職業に就いて、社会に貢献したいです」としっかりとした口調で話してくれました。
・「太極拳は動きがゆっくりしているため、ぶれないようにバランスをとるのが難しいです」としまばらさん。
・全国大会での優勝を市長報告。右はコーチののださん。コーチの厳しくも温かい指導のもと、連覇を狙います。
≪プロフィール≫
宮崎大宮高校1年生。宮崎功夫教室所属。小学1年生からピアノ、3年生からヴァイオリンを学び、さまざまな演奏の舞台に出演。現在宮崎ジュニア・オーケストラにも所属する。小学4年生から宮崎功夫教室に通い始め、昨年全日本武術太極拳選手権大会「ジュニア太極拳」部門に出場し4位。今年、同じ大会で優勝を飾る。
