文化 都城市立美術館vol.91

■「窓」中村 福志 作 (1986年)
昭和61年開催の第34回市美展で大賞を受賞した本作。何か気になるものがあったのか、子どもが引き寄せられるように窓枠にしがみつき、向こう側をのぞき込む姿を切り取った写真です。
当時審査員を務めた写真家・植田正治は「うまい場を見つけたこと、すごく自然にとらえていること、そして画面構成が凡(なみ)ではない。例えば窓枠と壁の線の扱い方でもそれは分かると思った」と評価しています。
壁と窓と子どもというシンプルな構成ながら、壁の線をわずかに斜めに捉えることで画面の均衡が崩れ、主役である子どもの自然な姿がより印象的に浮かび上がる作品です。
※本作は、12月7日(日)まで開催中の特別展「植田正治 写真することがとても楽しい」で展示中

問い合わせ:市立美術館
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