くらし 高鍋の玄関口 新たな顔

今年3月、高鍋駅舎が大規模改修工事を終え、「高鍋駅交流拠点施設」として新たなスタートを切りました。同駅は令和2年、九州旅客鉄道株式会社から町が有償譲渡を受けたもので、譲渡以前から地域住民や学生を交えて、活用方法についての議論やアンケートを重ねてきました。そこでの意見を参考に設計を行い、今回の改修工事が実施されました。
改修後の施設には、きっぷ売り場のほか、観光案内所、地域住民や駅の利用者がイベントや学習に活用できるスペース、絵画などを展示できるギャラリースペースなどが整備されています。今後は、地域活性化の拠点として様々な催しを実施していく予定です。

●完成記念式典では、高鍋高校吹奏楽部による演奏やテープカット等が行われました。


・左((本紙PDF版2ページ参照))は昭和24年12月末に撮影された高鍋駅舎と駅前のロータリー。昭和20年に空襲により半壊した駅舎は、昭和22年に改築され、以来高鍋町の玄関口として活用されてきました。

・昭和22年の高鍋駅上棟式で用いられた棟板。今回の大規模改修の際に駅舎の屋根裏で見つかり、現在は駅舎内の多目的スペースに飾られています。


元の駅舎の構造を活かし、黒を基調とした落ち着きと木の温かみを感じさせる外観。建物の左手には芝生張りの多目的広場があり、駅のホームを眺めることができます。


※(本紙PDF版3ページ参照)


観光案内所や駅ピアノが設置されており、絵画を展示できるギャラリーも備えています。
改札近くの壁に設置されているテレビと壁掛け時計は、それぞれ株式会社増田工務店、高鍋町出身の甲斐義生さんからご寄贈いただきました。


学習や飲食ができるスペースとしてご利用いただけます。冷暖房完備で、無料Wi-Fiや電源も利用可能です。
※多目的スペースは午前10時から午後7時までご利用いただけます。(イベント等で占有使用する場合は午前7時から午後9時まで)


高鍋駅交流拠点施設は、イベントや地域活動など、さまざまな用途でご使用いただけます。施設の詳細や使用料金については、町のホームページをご確認ください。

・毎月第2日曜に開催予定のイベント「かぐちの月市」
※詳細は本紙PDF版3ページをご覧ください。