くらし [町の話題] 都市部との交流~牛を通じて~

昨年、本町では武蔵野美術大学の学生6名の受け入れを行いましたが、現在も西郷若宮地区で畜産業を営む川口元衛さん・初代さん夫婦を中心に有意義な交流が続いています。
昨年9月からの約1ヵ月の滞在中に、地元に伝わる神楽等の文化伝承活動のほか、職業体験として川口さん夫婦が飼養する牛の世話や、有害駆除で捕獲した猪・鹿の捌き方等の体験を通して若宮地区の魅力にどっぷりと惹かれた学生達は、昨年の秋祭りや今年の御田祭にも自費で参加されているとのことです。
また、職業体験中の昨年9月に川口さんが飼養する母牛から子牛が産まれた際、学生達が武蔵野美術大学にちなんでMusashino Art Universityの頭文字を用いて「まうまう」と名づけました。発育良好で品位にも優れた子牛であったことから郡共進会では壱等賞を受賞し、今年7月の子牛セリ市では、同じ西郷地区の生産者が購入され地元に残ることとなりました。
学生達は今後も若宮地区を訪れる予定とのことで、都市部との交流を通して牛農家も元気をもらえると同時に地域の活性化が期待されます。
(農林振興課)