くらし スポーツ・コンベンションセンターについて(1)

■現在の県体育館が抱える課題
施設が老朽化し、補修費もかさんでいる。
施設が手狭で、県大会の開催すら難しい。

■スポーツ・コンベンションセンターの規模・機能等の検討
県内外の各分野の専門家で構成される総合体育館基本構想検討委員会において、まずは施設の規模や機能などについて専門的・客観的な検討を行っていただきました。

(1)施設の規模
各種競技の基準により、県大会が支障なく開催できる最小限の大きさが必要
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バスケットボールコートでメインアリーナ4面、サブアリーナ2面の計6面

(2)施設の機能
▽スポーツ利用
県民の皆様へ、不便なく、安心、安全、快適にスポーツに親しむ場を提供
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一般の公共施設と同様に、県が一定の運営費を負担県民の皆様は、安い料金で施設を利用可能

◎スポーツ利用は年間7割程度。残りの3割を有効活用。

▽コンベンション利用(コンサートなど)
スポーツ利用が見込まれない日に、これまで県内で開催できなかった規模のコンサートや展示会などを開催
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新たな賑わいの創出中心市街地の活性化施設利用料収入が増え、施設の運営収支が改善

Q.コンベンション利用のために整備費が高くなるのでは?
A.体育館としての仕様を特段変更することなく、コンサートなどに有効活用するものです。
このため、コンベンション利用のために整備費が高くなるわけではありません。

(3)新たな価値
・桜島や錦江湾を眺められる展望スペース、カフェなどの癒やしの空間を創出し、さらなる賑わいを創出
・災害発生時の避難所など、災害に対応できる施設
・障がい者や高齢者を含む全ての方々が、安全に利用しやすい施設(ユニバーサルデザイン)
・地球温暖化対策として、カーボンニュートラルの実現に向けた施設
・本港区エリアにふさわしいデザインを備えた鹿児島のシンボル的施設

Q.海沿いなので、津波や液状化の心配があるのでは?
A.ドルフィンポート跡地は、桜島の海底噴火や地震による津波の浸水区域には含まれていません。
また、鹿児島市の平地のほとんどが液状化の危険度が高い区域ですが、建物に影響がでないよう整備を進めることとしています。