くらし 認知症の人や家族を地域で支え合うまち

“人生100年時代”といわれる中、本市では認知症の人も住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるまちを目指し、さまざまな取り組みを進めています。

◆認知症は誰にとっても身近な病気です
2040年には日本の65歳以上の約3人に1人、推計で約1,200万人が認知症か軽度認知障害になると見込まれています。
2040年…約1,200万人(約3人に1人)

◆認知症や認知症の人に対するイメージは変化してきています
◇これまでのイメージ
・認知症になりたくない
・おかしな言動で周囲が困る
・分からなくなる、できなくなる
・周囲の人が物事を決める
・地域の中で暮らすことをは難しい
(変化)

◇これからのイメージ
・認知症になっても安心、お互いさま
・本人が一番困っている
・本人なりに分かること・できること・やりたいことがある
・本人の意思で物事を決める
・地域の中で生きがいや希望を持って暮らし、活躍する

◆認知症おうえんナビでもチェックできます
症状をチェックすると相談窓口や予防ポイント、支援制度などが簡単に分かります。

■地域で広がる認知症支援の輪
地域全体で認知症への理解と支援の輪を広げ、認知症の人や家族などを社会全体で支え合うことが大切です。
誰でも気軽に相談・参加できる取り組みをご紹介します。
*その他の認知症施策など詳しくは市HPをご覧ください

▼長寿あんしん相談センター(地域包括支援センター)
市内20カ所に設置し、保健師・社会福祉士・主任介護支援専門員などの専門スタッフが、高齢者やその家族の相談に応じています。

▽職員の声「お気軽にご相談を」
認知症に関する相談が増えています。長寿あんしん相談センターでは、さまざまな相談支援や、医療機関など関係機関との連携などを行っています。「同じ話を繰り返す」「怒りやすくなった」など気になることがあるけど、どこに相談したらいいか分からないという場合は、お気軽にご相談ください。

▼チームオレンジ
認知症の人とその家族、認知症等見守りメイトなどが集い、それぞれの個性を生かして交流活動を行うボランティアグループで、現在13団体が活動中です。

▽コーディネーターの声「悩みや好きなことなどを共有できる仲間がいます」
コーディネーターとしてチームオレンジ設立のお手伝いをしています。認知症の人やその家族、地域の皆さんどなたでも自由に参加ができ、一緒に活動を楽しめるため、笑顔や交流が生まれる場所です。見学や参加、運営に関わってみたい方は、お気軽にご連絡ください。

▼認知症等見守りメイト
市が開催する「認知症等見守りメイト養成講座」(本紙6面参照)を修了した認知症等見守りメイトが、認知症と思われる高齢者などへ見守りや声かけ、家族への支援などを行います。

▽主な活動内容
※認知症等見守りメイトの利用には申請が必要です
・郵便受けの状況など外からの見守り
・玄関先やスーパーなどでのあいさつや声かけ
・自宅での話し相手
・家族からの相談相手

▼認知症サポーター
市が開催する「認知症サポーター養成講座」(本紙6面参照)を受講いただくと、誰でも「認知症サポーター」になることができます。特別な活動をする必要はなく、認知症について正しく理解し、認知症の人やその家族を温かく見守る応援者です。

▼おかえりサポート協力サポーター
市LINE公式アカウントで認知症などによる行方不明者の情報を登録者に発信し、早期発見につなげます。ぜひご登録ください。

◆『認知症オレンジシティかごしま』宣言を行います
市民、事業所、行政が一体となって、認知症の予防、理解促進を図るため、「認知症オレンジシティかごしま」を宣言します。
宣言をきっかけに、市内に店舗のある企業などと連携したネットワークを構築し、見守り活動や認知症の理解促進への取り組みを進めていきます。

◆「認知症高齢者等見守り活動」協力事業者の募集スタート!
内容:日常業務に支障のない範囲での宅配や窓口での見守り活動、従業員の認知症サポーター養成講座の受講など
対象:見守り活動の趣旨に賛同し、市内に本店、支店、営業所などの拠点を置く事業者など
*詳しくは、市HPか認知症支援室【電話】808-2805【FAX】224-1539へ

「みんなが安心して暮らせるまちづくりに、ぜひご協力をお願いします!」

問合せ:認知症支援室
【電話】808-2805【FAX】224-1539