イベント 特集:笑顔の再会(1)

今から5年前、新型コロナウイルス感染症が全国的にまん延し、先も見えず、仲間とも会えず、見えない恐怖と戦う日々が始まりました。多くの行事もなくなり、思い描いていた高校生活は、理想とはかけ離れたものとなりました。だからこそ、「二十歳のつどい」という節目に、久しぶりに会った仲間たちとマスクの無い満面の笑顔で語り合い、制限なく式を挙行できることをうれしく思います。
大人になった今、何よりも感じるのは、これまで支えてくださった皆様への感謝の気持ちです。まず、一番に伝えたいのは家族です。今までどれだけ迷惑をかけ、反発しても、変わらない愛情を注いでくれました。家族の存在はあまりに大きく、これから自立するにつれ、さらにその大切さが身に染みることと思います。明日からの人生においても、私たちの一番の理解者として、見守っていただけると嬉しいです。次に、お世話になった先生方。先生方から教えていただいたことが、今の私たちを形作ってくれました。本当にありがとうございました。さらに、これまで私たちを温かく見守ってくださった、地域の皆様。帰る場所があるという感覚は、いつも心の支えです。本当に感謝しております。
私たちはこれまで、様々な人に支えられ、二十年間歩んできました。そのことへの感謝を忘れることなく、これからは私たちが、誰かを支える存在になれるよう努力していきます。

深渡瀨
二十歳のつどい副実行委員長/出水中学校卒

■二十歳のつどい coming of age day
華やかな振袖や一張羅に身を包み、懐かしい旧友との再会に喜び合う姿や、我が子の成長に感慨深くなる保護者など、会場は和やかな雰囲気に包まれました。式典では、本市出身でサンフレッチェ広島に所属する大迫敬介選手から「激励のことば」が贈られ、参加者はそれぞれの夢や希望に向かって大きな一歩を踏み出した一日となりました。

年代 H16年度生まれ
出席 405名[95%]

◇内訳
出水 163名
高尾野 98名
米ノ津 94名
野田 26名
鶴荘 12名
江内 11名
大川内 1名

■一緒に出水を盛り上げよう
私がプロデビューしたのは、皆さんと同じ二十歳になる年でした。それまでの約2年間は、試合にも出場できず苦しむ日々を過ごしていましたが、そんな私を支えてくれたのは地元の方々でした。苦しい時、悩んでいる時、落ち込んでいる時に、皆さんの一番近くにいる人を大切にしてください。そして、友人や仲間が悩んでいる時は近くにいてあげられるそんな大人になってください。今後、出水を離れる人も多いと思います。帰ってきた時に、今日のように笑顔でいい報告ができるよう頑張ってください。
私は、サッカーを通して皆さんに笑顔を届けることができるよう頑張ります。

大迫敬介選手/サンフレッチェ広島GK

■二十歳の叫び
式典を盛り上げてくれた実行委員にインタビュー!
『こんな大人になる!』

・内面も外見も素敵な女性になる!
吉原綾香さん 米ノ津中学校

・毎日を楽しく過ごしたい!
山﨑詩月さん 米ノ津中学校

・唯一無二な建築士になる!
永池真治さん 出水中学校

・いつか地元に恩返しがしたい!
西本穂乃香さん 米ノ津中学校

・グローバルに活躍したい!
中里ひまわりさん 米ノ津中学校

・カリスマ美容師に私はなる!
福田世奈さん 高尾野中学校

・誰かのために励みたい!
山平瑞希さん 鶴荘学園