くらし 特集2 財政状況を読む!財政状況の公表(2)

[3]一般会計歳出
概要：前年度比　10億9443万円の増額
義務的経費は、人事院勧告に基づく会計年度任用職員及び職員の給与改定と職員数の増により人件費が増加しています。消費的経費は、物価高騰による各種委託料の増加に加え、情報システム標準化に伴う環境構築委託料、ふるさと納税制度事業に係る役務費等や、消防・救急デジタル無線設備強化事業の業務委託料により増加しています。投資的経費は、垂水小学校屋内運動場長寿命化改良工事、市役所本庁舎と消防庁舎の耐震改修工事、高規格救急車更新、庭球場管理棟改修工事により増加しています。〔表4〕

〔表4〕歳出グラフ
歳出総額：144億6,603万4千円

〔Point〕
・ふるさと納税による積立金や返礼品関連経費の増、市役所本庁舎と消防庁舎の耐震改修事業、垂水小学校屋内運動場長寿命化改良事業などの影響で増加
※義務的経費　支出が義務付けられている経費
※消費的経費　形を残さない性質の経費
※投資的経費　公共事業費や国・県等の公共事業の負担額

[4]基金(市の貯金)
概要：財政調整基金は1億8030万9千円増加
基金は、「市の貯金」です。特定の目的を計画的に実施できるよう財産を維持し、資金を積み立てまたは定額の資金を運用するもので、条例で設置されるものです。特に大きく増加したのはふるさと応援基金です。財源不足の調整のために使われる財政調整基金は、令和5年度より1億8030万9千円増加し、17億7200万6千円になりました。〔表5〕〔表6〕

〔表5〕基金の積立状況(令和6年度末現在)

※減債基金　公債費(借金)の償還を計画的に行うための基金

〔表6〕基金残高と財政調整基金の推移

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基金の推移