- 発行日 :
- 自治体名 : 鹿児島県霧島市
- 広報紙名 : 広報きりしま 2026年1月上旬号
〜山で幸せ、海で幸せ〜
日本で最初の国立公園・霧島錦江湾国立公園がある霧島市。市内全域の自然や文化などは霧島ジオパークとして、日本ジオパークに認定されています。霧島山や錦江湾をはじめとする、魅力あふれるスポットを紹介します。
【日本金山の雄山ケ野金山】
今も各所に金山のまちの名残を残す山ケ野地区。2月には、それらを巡る金山ウオークが開催されます。
山ケ野金山自治会長
前之園達朗さん
「ロマンあふれる金山です。」
かつて夢を追い求める人々であふれた横川町の山ケ野金山。その歴史や特徴を、山ケ野金山自治会長の前之園達朗さんに聞きました。
山ケ野金山は、寛永17(1640)年に金山の探索に訪れた島津久通が野営していた際、赤い牛が寝そべるような形をした岩の周辺で金が出るという夢のお告げを受け、発見したといわれています。昭和28(1953)年の休山までに金銀含む80tを産出したとされ、その夢を追い求めて鉱夫など約2万人が集い、一大生活圏を形成したそうです。人形浄瑠璃の一座なども訪れ、今でもその場所は舞台(ぶて)という名前が残っていますよ。
山ケ野金山ならではの特徴として、藩の統制の下で採掘を行うのではなく、個人やグループ単位が自己責任で穴を掘る『自じ稼か掘り』があります。それが許可された背景には、産出への最大効率化を図る目的があったと考えられ、数多くの跡が現在も残っていて、金の採掘がいかに盛んであったかが分かります。
最近では新たな鉱脈も発見され、話題になっている山ケ野金山。いつか、再びゴールドラッシュに沸く日が来るかもしれませんね。
■施設紹介
▽山ケ野の歴史をひもとこう
横川郷土館では、山ケ野金山についての古文書や採掘の道具、鉱山の資料などが展示されています。そのほか安良(やすら)神社に伝わる仮面や、横川城の出土品といった横川地域に関する資料を見ることができます。
横川郷土館
横川町中ノ192-7
【電話】72-1596
開館時間:午前9時~午後5時
休館日:日・月曜、祝日、12月29日~1月3日
入館料:小中高生/90円(70円)、大学生・一般/180円(140円)
※( )内は10人以上の団体の場合。
