しごと ミライ、ワク・WORK(ワーク) vol.81

霧島市にはたくさんの企業があり、そこで多くの若者が生き生きと働いています。
このコーナーでは、そんな企業や若者の暮らしを紹介します。
第81回は、安井株式会社鹿児島製造所・営業所の益山聖也さん(34)です。
就職を控える生徒や学生の皆さん、ぜひ霧島市で働き・暮らすという未来を描いてみませんか。

■地域に根差し持続可能なモノづくりで新しい価値を。
安井株式会社 鹿児島製造所・営業所 営業
益山 聖也さん(34)
隼人町出身。加治木工業高校土木科卒業。令和3年入社。趣味はゴルフ。国分在住。
「チームワーク抜群の職場です。」

◆ON
昭和5年に宮崎県で印刷業としてスタートし、昭和54年から国分川内に鹿児島製造所・営業所を構える安井株式会社。同所では現在34人の社員が働いています。「私たちの会社では、創業時から続く印刷業のほか、発泡スチロール製品や人工腎臓透析関係の医療機器の製造など、幅広い事業を展開しています」と話すのは、所長の渡邉伸一さん(48)です。「実は皆さんの周りにも当社の製品が結構あって、食品などの宅配に使われる発泡スチロールの箱もその一つ。大きな物では魚を養殖するいけすを浮かべるための発泡スチロール製の浮き(フロート)も、錦江湾で使われているものはほぼ100%当社の製品です」と笑顔を見せます。
同社で営業として働くのが、入社4年目を迎える益山聖也さん(34)です。隼人町で生まれ育った益山さんは高校卒業後、市内の企業に就職。その後飲食店勤務などを経て、結婚を機に同社に転職しました。「面接の時、多様な事業内容や担当者の人柄に引かれ、働いてみたいと直感的に思いました。入社したての頃は分からないことばかりで苦労もありましたが、先輩に助けてもらい早くなじむことができました」
渡邉さんが「モノづくりにはチームワークが大切。同じようにお客さまとも信頼関係という絆を築くことが重要です」と話す通り、取引先の養殖ブリやカンパチが出荷の最盛期を迎える年末は、益山さんも手伝いに出ます。「いろいろ経験したいので楽しいですよ。生活するためだけに働くのは面白くない。職場も活気があって自分に合っています。私も先輩に倣って、これから入社してくる人が安心して働けるように橋渡しの役割も担えたら」
5年後の創業100年に向けて「お客さまにとって感動と満足を届け信頼し続けてもらえる企業であること、社員にとっては生きがいと働きがいのある企業であること」を目標に掲げる同社で、益山さんは今日も仕事に励みます。

▽取材協力企業
安井株式会社 鹿児島製造所・営業所
国分川内429-1【電話】45-6282
【URL】https://www.yasui-kk.co.jp ※「安井株式会社」で検索

▽全社情報
代表者:堀田 道臣
創業:昭和5年5月
資本金:9,500万円
初任給:162,500円~
月平均残業時間:20時間
平均年齢:41歳
従業員数(男/女):332人(161人/171人)
採用実績(新卒/中途):26人(5人/21人、令和6年度)
有給休暇の平均取得日数:10日/年
育児休業取得者数(男/女):4人(0人/4人、令和3年度)
勤務時間:午前8時15分~午後5時15分(年間休日111日)

◆OFF
市内に数ある居酒屋の中でも私がお薦めしたいのが、国分中央にある赤ちょうちん真心(しんしん)。訪れると東京生まれの店長が元気な声で迎え入れてくれます。
創業23年を迎える同店は食材にこだわっていて、鹿児島といえば定番の鶏刺しは、それ目当てで訪れる人がいるほどの人気の一品で、かむほどにうまみが口にあふれます。こちらも定番の焼き鳥は、開業以来継ぎ足しながら使い続けているタレが自慢で種類も豊富なので、何本でも食べられそうです。
唐揚げやチキン南蛮、ポテトサラダなどの一品料理のほか、お得なセットメニューやコースメニューもあるので、職場や気の合う友人同士の宴会などにももってこいです。国分駐屯地近くに姉妹店もあるそうなので、そちらも訪れてみては。

▽お薦め
赤ちょうちん 真心(しんしん)
場所:国分中央3-35-21 第2みずほビル1階
営業時間:午後6時~11時(午後10時LO)

問合せ:赤ちょうちん 真心
【電話】50-4040