健康 〔CIVIC NEWS〕受けましたか、今年の国民健康保険特定健診

生活習慣病は自覚症状がないものがほとんどです。早期発見のために年1回、特定健診を受けましょう。

健康保険とは、病気になったときに安心して医療を受けられるように加入者で保険料を出し合い、医療費の負担を支え合う制度で、国民健康保険(以下、国保)もその一つ。加入できるのは、市民のうち自営業者や農業従事者など、他の健康保険に入っていない人です。会社の健康保険(社会保険や共済保険など)に加入している人も、退職後はその多くが国保に加入します。

■特定健診は40歳から 受診は無料
国保が実施する特定健診は、心臓病や脳卒中などの原因となるメタボリックシンドロームに着目した健康診断です。メタボリックシンドロームは生活習慣病の前段階の状態で、内臓脂肪型肥満に高血圧、脂質異常、高血糖などを併せ持ち、重症化するまで明確な症状がありません。
特定健診の受診率は、若い人ほど低い傾向にあります(グラフ)。40歳を超えたら年1回の特定健診を受け、体が静かに出しているサインを見つけましょう。医師や保健師らはその人に合った改善策を提案できます。生活習慣病の重症化を予防し、将来の医療費の負担を減らしましょう。
対象:40歳から74歳までの国保加入者
※国保加入の届け出が8月以降の場合、翌年度の受診になります。
受診期限:10月31日(金)
受診料:無料
受診方法:市内の実施医療機関に予約し、受診券とマイナ保険証または資格確認書を持参

■情報提供にご協力を
通院中の人が医療機関を通して特定健診に該当する検査情報を市に提供すると、特定健診を受診したものとみなせる場合があります。市の保健サービス向上のため情報提供にご協力ください。

○市民の特定健診受診率の推移

(鹿児島県国民健康保険団体連合会提供「特定健診等法定報告」を基に作成)

問合せ:保険年金課
【電話】64-0886