- 発行日 :
- 自治体名 : 鹿児島県屋久島町
- 広報紙名 : 町報やくしま 2025年8月号
地域包括支援センターでは、ケアマネージャー・保健師・社会福祉士などの専門の職員が連携して「高齢者の権利擁護」の取り組みを行っています。
高齢者が加齢に伴う身体機能の低下、判断力の低下等により、日常生活に何らかの困難を抱えた状態となっても、人としての権利が守られ、安心して生活できるように、権利を守るための支援を行います。
■「高齢者の権利擁護」とは?
権利擁護とは、高齢者虐待の防止や、悪質な訪問販売などから人権や財産を守るための高齢者の保護など、高齢者が安心して生活ができるよう支援する、高齢者の権利を守るための取り組みを指します。
▽虐待を防止します。
虐待を発見した場合の通報、高齢者本人や擁護者(介護者)などから相談を受けて他の機関と連携して高齢者の権利を守ります。また、虐待の背景には「介護疲れ、介護ストレス」等の様々な要因が考えられます。介護をしている方のご相談にも応じています。「もしかしたら」と思ったら迷わずご相談ください。
▽悪質な訪問販売等による被害を防止します。
高齢者の被害は、身近に相談する人がいない場合や、相談をためらう高齢者特有の心理などのために潜在化しやすく、また高齢者自身が被害に遭っているという自覚がない場合もあり、発見されることが難しい場合があります。
高齢者にとって身近なケアマネージャーや民生委員、他の機関と連携して消費者被害の早期発見と防止にあたります。
▽認知症などにより判断能力の低下している方を支援します。
認知症などで判断能力が低下して、財産の管理や日常生活上の契約などに不安がある方へ「成年後見制度」などの活用を支援します。
■成年後見制度
認知症などにより判断能力が不十分な方を保護・支援する制度です。本人の代わりに契約や財産管理などを行う成年後見人を選任し、本人の権利を守ります。
問合せ:
北部地域包括支援センター(宮之浦保健センター内)【電話】43-5900(内線…520・521)
南部地域包括支援センター(尾之間保健センター内)【電話】43-5900(内線…720・721)