くらし 4月2日から8日までは「発達障害啓発週間」です。

■発達障がいってなんだろう??
発達障がいは、脳の機能の発達が関係する障害です。
主な特徴としては、コミュニケーションや対人関係を作るのが苦手と言われています。
「自分勝手」や「変わった人」、「困った人」と誤解されることや、避けられることも多く、そのせいで苦しむ人も少なくないと思います。
発達障がいの原因は、「親のしつけ」「わがまま」「教育の問題」ではなく、脳の機能の障害によるものだと理解することができれば、接し方も違ってくると思います。
発達障がいがあるといっても、障がいの種類や程度によっても違います。
年齢や性格などによっても、現れかたは違います。生活の中で困難なこと、苦手なことも一人一人違います。そのため、一人一人の特徴に応じて配慮したり、支援したりしていくことが重要となります。
発達障がいがある人に対して配慮していただきたい基本的なポイントについて一部をご紹介します。

●できたことをほめる/できないことを叱らない
ほかの人が簡単にできることでも、上手にできないことがあります。
本人ができないことや失敗したことを叱ったりすると、本人が「自分はだめだ」と落ち込んでしまったり、他の人や社会のせいにして批判的・攻撃的な行動傾向が強まる可能性があります。
注意をする場合は、努力している点やうまく行っている点をほめたうえで、できなかったところは、どのようにすればもっとよくなるかを肯定的、具体的に伝えましょう。

●善悪やルールをはっきりと教える
発達障がいのある人は、暗黙の了解や社会のルールが分からないことがあります。いけないことや迷惑なことははっきり教えましょう。
注意したり、叱ったりするだけでは、どうしたらよいのか分からないので、具体的にどのようにしたらよいかを教えましょう。
発達障がいがある場合、早めに障害に気づき、適切な療育につなぐことで、社会に適応する能力を身につけ、様々な能力を伸ばしていくことができます。

※政府広報オンライン「発達障害って、なんだろう?」(【URL】https://www.gov-online.go.jp/featured/201104/#firstSection)を加工して作成。

問い合わせ先:福祉課障がい支援係
【電話】098-945-4791