くらし 沖縄でセグロウリミバエが発見されました!

令和6年、海外から侵入したセグロウリミバエが名護市にて発見され、沖縄県全域に徐々に活動範囲を広げています。
セグロウリミバエは、ウリ科の植物に卵を産卵し、食害する害虫です。県全域でまん延すると、沖縄県からウリ科の植物が県外へ出荷することができなくなり、甚大な経済損失が発生します。
沖縄県は、被害を抑制するために、家庭菜園をお持ちのみなさまにウリ科植物の栽培の自粛と、地域外への持ち出しの自粛を要請しております。また、不要な果実や落ちた果実は速やかに処分し、もしウリ科の果実内にウジを見つけたら、すぐに関係機関へご連絡をお願いします。

◎セグロウリミバエ
体長8〜9mm
※詳細は広報紙15ページをご覧ください。

■家庭菜園をお持ちの皆様へのお願い
◯1 栽培の終了した作物は、速やかに片づけましょう
自然に生えたもの(ナンクルミー)やウリ科雑草も、できるだけ抜き取りましょう。
・腐ったウリ
・野生ウリ
・枯れかけたゴーヤー

◯2 不要な果実はビニール袋に入れて密閉し、虫が死滅してから地域のルールに従って処分しましょう
→厚手のビニール袋に入れてねじって固く縛り、ガムテープ等でしっかり閉じる

◯3 地域外へのウリ科果実の持ち出しを控えるよう、お願いします
✗子に送る…
✗親戚におすそわけ…
今期はガマン!

◯4 家庭菜園では、できるだけウリ科野菜の栽培を控えるようお願いします
(多くが家庭菜園から見つかっています!)

◯5 もしウリ類果実の中にウジ(幼虫)を見つけたらすぐに下記にご連絡ください

■生産者(農家)の皆様へのお願い
◯1 施設栽培では、防虫ネットのメンテナンスや入口の二重カーテン等で虫の侵入を防ぎましょう
(他の病害虫の防除にもつながります)

◯2 栽培の終了した作物は、速やかに片づけましょう
放置された果実からも多くの幼虫や蛹が見つかっています!
収穫後の畑に果実を放置しない!

◯3 不要な果実は集めて埋設するか、ビニール袋に入れて密閉し虫を死滅させるなどして、虫の侵入拡大を防ぎましょう
→厚手のビニール袋に入れてねじって固く縛り、ガムテープ等でしっかり閉じる

◯4 適切な薬剤防除により虫の侵入を防ぎましょう
・植物防疫法に基づき散布できる農薬のリストがあります。(侵入地域に限る)
・詳しくは下記連絡先にお問い合わせください

◯5 もしウリ類果実の中にウジ(幼虫)を見つけたらすぐに下記にご連絡ください

◎詳しくは広報紙15ページのQRコードをご覧ください。

◎連絡先:
・沖縄県病害虫防除技術センター
【電話】886-3880
・南部農業改良普及センター
【電話】889-3515
・南風原町 産業振興課
【電話】889-4163