- 発行日 :
- 自治体名 : 沖縄県久米島町
- 広報紙名 : 広報くめじま 2025年4月号
【電話】985-5555
受付時間:
・午前…8時30分~11時
・午後…1時~4時
4・5月の休診日:毎週日曜・月曜、4/29(火)、ゴールデンウイーク(5/3~5/6)
◆院長よりごあいさつ
院長 並木 宏文
日頃より公立久米島病院にご協力いただきまして誠にありがとうございます。新年度を迎え改めてご挨拶を申し上げます。
久米島病院には、2025年3月までで退職した医師、看護師、事務等が複数おりました。医療業界においては、数ヶ月あるいは数年で職員の変わることがよくあることとはいえ、皆様に貢献すべく、尽力していた方々が島を離れることに寂しさもあります。様々な事情はありますが、島民の皆様にとって大切なインフラである久米島病院の機能が低下し、医療不安とならないよう、これまでも、これからも、皆様へ向けた努力をしていく所存です。なお、皆様の安心、安全に向けた病院の体制、方針につきまして、昨年に開設しました病院ホームページに掲載をしております。2025年度も皆様からの声を多く反映できますよう、邁進して参ります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
◆インフルエンザ予防接種について
内科医 和田 俊成
新年度を迎え、皆様いかがお過ごしでしょうか。島民の皆さまには、今年度も健やかで快適に過ごしていただけるように、病院スタッフ一同ご尽力させていただきたいと考えています。
私は、1月より3か月間、久米島病院で内科医師として勤務しておりました和田と申します。その頃を振り返るとインフルエンザが蔓延しており、皆様の中でも身近なご家族、ご友人で罹ってしまった方もたくさんいらっしゃったのではないでしょうか。そこで今回お伝えしたいことはインフルエンザの予防接種についてです。インフルエンザの予防接種は重症化や感染拡大を防ぐ重要な対策ですので、以下の内容をご確認いただき、今年度の接種についてご検討いただけますと幸いです。
◇予防接種が必要な理由
インフルエンザは、高熱や強い倦怠感などの症状を引き起こすウイルス感染症で、重症化すると、肺炎や心臓への負担増加など、深刻な合併症を引き起こす可能性があります。
予防接種により、感染や重症化のリスクを大幅に減らすことができます。
特に高齢者や肺や心臓に持病のある方は、重症化予防のために接種が強く推奨されます。
地域での感染拡大を防ぎ、大切な家族の健康を守るためにも健康な方の接種も重要です。
◇接種の適切な時期
ワクチン接種から効果が出るまで約2週間かかりますので、インフルエンザが流行する前の10月末までに接種することをお勧めします。
流行期に入ってからでも、接種することで一定の予防効果があると報告されています。流行期に入ってからでもワクチン接種できますのでお気軽にご相談ください。
◇予防接種の対象となる方
生後6ヶ月以上であれば接種可能です。特に以下の方は優先的な接種をお勧めします。
・65歳以上の高齢者
・心臓、肺、腎臓などの持病、糖尿病などの基礎疾患のある方
・妊婦の方
・高齢者や乳幼児と同居している方
予防接種についてご不明な点がある場合は、お気軽に当院にご相談ください。また、過去にワクチンでアレルギー反応が出た方は、必ず事前に医師にご相談ください。
予防接種後の効果の変化