その他 令和7年度 施政方針(1)

■積極的かつ効果的な各施策の推進
八重瀬町長 新垣安弘(あらかきやすひろ)
令和7年度の町政運営にあたっての所信を申し述べ町民の皆様により一層のご理解とご協力を賜りたいと存じます。
本年度も、持続可能な財政運営を念頭に置きつつ、各施策において積極的かつ効果的に進めることで町の将来像である「大地の活力とうまんちゅの魂が創り出す自然共生の清らまち」の実現に向けて取り組んでまいります。

※主な施策の一部を紹介します。

1.誰もが健やかに暮らすまち
・「こども家庭センター」を設置し妊産婦及び乳幼児の保健相談業務と児童福祉相談業務を一体的に行う体制を整備します。
・帯状疱疹ワクチン接種などの定期予防接種を行い町民の感染予防及び重症化予防に努めます。
・健康に関する情報を発信し、健診に対する意識を高め若い世代の健診受診者数の向上に努めます。
・「第3次八重瀬町地域福祉(活動)統合計画」を柱とし、地域共生社会の実現に向けて継続的な取り組みを推進します。
・高齢者が尊厳を保ち「生きがい」、「元気」、「安心」に満ちたまちづくりを推進していきます。
・障がい者(児)への障害福祉サービス事業及び地域生活支援事業を充実させ地域生活を支える各種事業を展開します。

2.営みを支えるまち
・町の基幹作物であるさとうきび及び県の拠点産地に認定されているピーマン、さやいんげん、オクラ、小ぎく、マンゴー、かんしょの6品目を中心とした産地の育成を推進し、農業所得の向上に努めます。
・経営体育成支援事業や新規畑人事業等を活用し、担い手の育成や農地集約に取り組みます。
・町水産業奨励補助金を活用し、漁業者の経営安定化及び安全操業や新規漁業従事者確保に向けて支援します。
・農業基盤整備促進事業、ため池等整備事業、農業水路等長寿命化・防災減災事業に取り組みます。
・関係団体と協働し「南の駅やえせ」「ヌヌマチガマ」「ぷらっとやえせ」等の観光関連施設の利用者増を図り観光事業の産業化を推進します。

3.豊かな学びのあるまち
・第3期「八重瀬町子ども・子育て支援事業計画」に基づき子育て支援の充実を図ります。
・本町独自の「就職奨励金」の給付を継続し、保育士確保に努めます。
・児童クラブの増設及び「放課後居場所緊急対策事業」を実施するなど待機児童の解消を図ります。
・未就園児から親子で絵本に親しむ環境を整える「ファーストブック」をスタートします。
・有能な人材を育成していくため高校生や高等専門学校生を対象とした給付型奨学金「謝花昇奨学金(仮称)」を創設します。
・幅広い世代の意見やニーズに対応した講座・教室等の開設、公民館サークル活動の支援に努めます。
・地域全体で子供の学びや成長を支える取り組みとして「地域学校協働活動推進事業」を実施します。
・「生涯学習・文化振興拠点施設(仮称)」の整備にあたっては実施設計作業と合わせて近代史資料展示施設について「近代史資料館検討委員会」を設置し謝花昇関連資料などの収集、整理を進めていきます。
・施設の充実や各種スポーツ大会、教室等を開催し、健康増進や生涯スポーツ社会の実現を図ります。
・旧具志頭小学校体育館の「屋内運動場リニューアル機能強化整備工事」を引き続き行います。