- 発行日 :
- 自治体名 : 総務省
- 広報紙名 : くらしを豊かにする総務省の情報誌 令和7年7月号
■境港市の取組 1
鬼太郎のまちをさらに進化!
滞在型の観光地へ
「水木しげるロード」は、平成30年にリニューアルをし、大きくパワーアップしました。リニューアルの目玉は、日没後の夜間照明演出。50種類を超える妖怪たちが影絵となって路上に映し出される「妖怪影絵」に加え、178体すべての妖怪ブロンズ像や周辺の樹木もライトアップされ、「妖怪たちの時間」を演出します。
近年は、記念写真を撮影しながら、夜の散策を楽しむ観光客が増加中。平成28年にオープンした天然温泉付きの大型宿泊施設などと併せて、従来の通過型から滞在型の観光地へと進化しています。
■福島市の取組 2
豊かな海の幸を観光資源に
水産王国・境港
境漁港は、水産業を振興する上で特に重要な「特定第3種漁港」に指定されている日本海屈指の良港です。境港の水産物の魅力を観光客の方も身近に感じられる、漁港に隣接した「境港水産物直売センター」が令和4年4月にリニューアルオープン。買った魚介をその場で食べられるフードコートや休憩所を設け、より気軽に利用できるようになりました。さらに、同年9月には境港水産物地方卸売市場2号上屋の2階に「境港おさかなパーク」が誕生。セリ場を見下ろす見学通路や、水揚げの様子を間近で見られる「かにテラス」などがあり、入館無料で自由に見学できます。
■福島市の取組 3
書かない・迷わない・行かない
窓口改革で快適に
市民も職員も笑顔になれる市役所づくりをめざして、令和6年から積極的な窓口改革を進めています。まずは、「書かない」窓口実現のために、マイナンバーカードなどを用いて申請書を自動作成できる「申請書記入サポート機器」を設置。また、コンビニ交付と同じ画面操作で証明書を発行できる「らくらく窓口証明書発行」もスタートしました。
次に、「迷わない」窓口実現のために、案内表示板をリニューアル。ユニバーサルカラーで色分けするとともに、外国人にもわかりやすいよう、やさしい日本語と英語を併せて表記しています。
令和7年6月には、自宅からスマートフォンで住民票や戸籍謄本を申請して、郵送で受け取れる仕組みを導入。「行かない」窓口をめざし、さらなる効率化を進めています。
●きらきら! いきいき! 境港市のくらし
◇伯州綿のシャツ屋
仲里心平さん
・伯州綿にひかれ、横浜から単身移住。人がやさしく住みやすいまちです
地域おこし協力隊の活動を経て、伯州綿を使ったシャツ職人として独立しました。伯州綿は、弓浜半島で江戸時代から栽培されている希少な和綿で、獣毛のような手触りが特徴。シャツに仕立てると素朴でふんわりとした風合いが楽しめます。この伯州綿シャツの魅力を全国に広めていきたいです。
◇味処美佐合同会社 代表社員
濱野政和さん
・未来を担う子どもたちに魚の魅力を伝えています
本業(飲食店代表)とは別に、「さかいみなと中野港漁村市」や「境港ベニガニ有志の会」の代表をしています。また、市内の保育園・幼稚園等でギンザケの試食会をしたり、高校でマグロの料理方法を教えたりといった食育活動も、15年以上続けているライフワークです。水産のまちで生まれ育ったこどもたちと、いつか一緒に仕事ができたら最高ですね。