くらし MIC NEWS 02

■気になる数々、答えて未来へ
統計調査(国が毎月実施する調査です)

総務省統計局が毎月実施している統計調査には「労働力調査」、「家計調査」、「小売物価統計調査」があります。
その結果は、「完全失業率」や「世帯の消費支出」、「消費者物価指数」などとして毎月公表され、国民の共有財産として経済の発展や生活の向上に活用されています。
また、私たちの暮らしや社会の様相をあらわす様々なデータとして、新聞やテレビなどでも取り上げられています。



雇用の実態を調べ「就業者数」や「完全失業率」などを明らかにする
調査です。
結果は、雇用対策や景気動向を判断する資料として活用されています。

年代・男女別の1週間の平均就業時間(2024年)

・1週間の平均就業時間は?
1週間の就業時間について、男女の年齢階級別にみると、男性は45~49歳(44.0時間)が最も多く、女性は25~29歳(37.6時間)が最も多くなっています。



家計の収入と支出の実態を明らかにする調査です。
結果は、生活に結びつく経済政策や社会政策を立てるための基礎資料として活用されています。

世帯主の年齢階級別1か月間の食費
(二人以上の世帯)(2024年)

調理済みの食料:菓子類、調理食品
素材となる食料:穀類、魚介類、肉類、乳卵類、野菜・海藻、果物、油脂・調味料

・家族のひと月の食費は?
二人以上の世帯について、世帯主の年齢階級別に食費の内訳をみると、「外食」の支出は40~49歳で最も多くなっており、野菜や魚介類などの「素材となる食料」の支出は70歳以上が最も多くなっています。



商品の価格、サービスの料金の変化を明らかにする調査です。
調査結果は、消費者物価指数等として、年金額の改定をはじめとする各種施策に活用されています

「コーヒー(喫茶店)」の価格の推移
東京都区部(2023年1月~2024年12月)

喫茶店内で飲むブレンドコーヒーや
アメリカンコーヒーなどを調査しています。

・喫茶店で飲んだコーヒーの価格は?
「コーヒー(喫茶店)」の価格は、2024年は上昇傾向となりました。

◎結果からいろいろなことが見えてきます

これら3つの統計調査は、暮らしや社会の実態を反映し、国や地方公共団体が政策を行う際の重要な判断基準になります。
また、調査結果は、国民の共有財産として、研究・教育活動、経済活動などの幅広い分野で利用されています。
調査の対象になるのは、統計的な方法によって選定された一部の世帯や事業所で、誰もが対象になる可能性があります。
私たちみんなのより良い暮らしのためには、一人ひとりの回答が不可欠です。統計調査の重要性をご理解いただき、ご協力をお願いします。

総務省統計局ホームページ
~労働力調査・家計調査・小売物価統計調査のご紹介~はこちら
【URL】https://www.stat.go.jp/info/kouhou/keijyou.html