くらし ヒグマによる被害を防ぐために

■自分でできる被害防止(知ることで防げる被害もあります)
市内ではここ数年、毎年60件以上のヒグマの出没等の事案が発生しています。ヒグマによる事故を未然に防ぐためには、出合わないことが重要です。そのために以下の事を守ってください。
□ひぐまっぷ、市HP(市外の場合は北海道や各自治体のHP)等でヒグマの出没情報を確認する
□夜間や薄暗い時間帯(早朝、夕方など)に出没場所に近づかない、山に入らない
□明るい時間でも、山ではクマ鈴などで音を出したり、クマスプレー等の装備を整え、2人以上で行動する
□クマのふんや足跡などの痕跡を発見したら引き返す
□屋外で食べ物の容器や生ごみなどを放置せず、ごみ出しのルールを守る
◎ヒグマ出没件数

令和3年度を境に件数が増加

■市のヒグマ対策(市民の皆さんの安全を守る)
市では令和5年度から以下の取組みに着手しています。
(1)DNA分析を用いたヒグマの生息状況等の把握
山や森林に設置したヘアトラップで採取した体毛や、出没現場などに残されたふんからDNAを分析して個体の識別を行っています。
個体の識別は、旭川市管内の生息状況や問題個体の把握につながる重要な情報となります。

(2)ドローンの活用
「人里出没抑制等のための春期管理捕獲」において、試験的にドローンを用いたヒグマの捜索を行いました。
ヒグマの発見には至りませんでしたが、熱源感知などドローンの有効性は確認されましたので、今後の運用を検討していきます。

(3)市街地への侵入を想定した対応訓練
ヒグマが市街地に侵入し、かつ、やむなく発砲しなければならない状況を想定し、猟友会、警察の協力の下、令和6年度に河川敷で対応訓練を行いました。
今後も関係機関の協力を得ながら、万が一の際に安全を確保しつつ適切な対応ができる体制を確保していきます。

(1)~(3)のほか、市では主に河川敷を中心として、ヒグマが侵入して来ないように下記の対策を行っています。

・電気柵の設置
・ネットフェンスやセンサーカメラによる監視
・草刈りによる見通し空間の確保

ヒグマを目撃した、またはふんや足跡などの痕跡を発見した場合は、すぐに市役所または警察に連絡を!
平日:8:45~17:15
環境総務課【電話】25-5350、または最寄りの警察署
上記以外 最寄りの警察署

詳細:環境総務課
【電話】25-5350